キハ58・28「あそ1962」に乗る
熊本で泊まったホテルは熊本駅近くの東横イン。客室からは熊本駅を見下ろすことができます。
中央に見える建物がJR九州のホテル、その右側が熊本駅舎です。左側には駅ホームの屋根や跨線橋が見えます。その奥では、九州新幹線の工事が進んでいます。高架橋も立ち並んできて、数年後にはここからの景色も変わっていることでしょう。
今日はこのあと、観光列車「あそ1962」に乗って立野を目指します。「あそ1962」はSL「あそBOY」の後継列車として土日を中心に豊肥本線で運転されています。車両は国鉄時代に製造された急行形気動車キハ58・28形車両を改造したものを使用しています。
熊本駅で列車を待っていると、発車するホームとは別のホームに回送で入線してきました。ありがたいことに順光で編成写真の撮影しやすい位置に停車してくれました。
列車はこのあとすぐにホームを離れ、乗り場である豊肥本線のホームに改めて入線してきました。このホームからは編成写真を撮影しにくいので、乗車前にきれいな写真を撮影したい場合は早めに駅に来ることをおすすめします。ちなみにこの写真は9時50分の撮影です。回送でのホーム停車時間はわずか数分でした。
乗車ホームには9時55分ころにやってきました。発車まで時間があるので車内を見て回ります。
シートモケットは変更されていますが、座席配置などは昔のまま。ただし、車両の3分の1ほどのスペースはフリースペースと自転車積載スペースとなっています。
自転車の積載は予約制、今日は自転車の利用はありませんでした。
ところで、「あそ1962」の1962とはこの列車に使われているキハ58形の製造年からきているそうです。もう46年も走っているんですね。車内はその頃の写真が飾られています。
発車時刻までに家族連れやグループ客などが集まり、ほぼ1ボックスに1グループの割合で席が埋まっています。相席になることはなく、私も1ボックスを1人で使うことができました。
対向列車の遅れで3分ほど遅れて熊本を発車しました。豊肥本線でも熊本側は列車本数が多く、さっそく隣の平成駅で列車交換のための運転停車があります。やがて客室乗務員による車内改札があり、その後車内販売の案内がありました。車内販売はワゴンによる巡回ではなく、フリースペースの一部を簡易売店のようにしてあります。コーヒーを買うと、小さなトレーにのせて渡してくれました。
冷房使用時期ではないので、窓を開けて風を感じながらコーヒーを味わう、列車の旅の小さな幸せ…。
客室乗務員さんはこのあと記念撮影のために車内を回っていました。文字どおり「旅のお手伝い」をしてくれます。
車内のモニターでは、阿蘇の観光や昔の阿蘇観光の様子などを紹介したDVDが放映されています。その合間には、昔テレビで流れていたテレビCMも放映されました。
写真はハトヤホテルのCM.。他に、文明堂のカステラや黄桜などのCMもありました。どれも白黒の映像です。
列車は肥後大津を出て非電化区間へと入ります。次の瀬田でも行き違いのための運転停車。赤いキハ200形とすれ違います。
瀬田を出ると次はもう立野。上り勾配に差し掛かりスピードも遅くなります。そして登りきったところにあるのが立野駅。しかし、列車はスイッチバックでさらに登らなくてはなりません。路線や車窓など、列車としてはここからが見どころいっぱいなのですが、今日は南阿蘇鉄道に乗り換えるためここで降りました。

立野駅に着いた「あそ1962」。駅員さんのご了承をいただいて、線路をわたって撮影しました。
乗車時間約1時間でしたがとても楽しい列車でした。鉄道には興味のなさそうなグループも楽しそうに乗っている様子でした。立野で降りてしまうのがもったいないくらい。ぜひ次の機会があれば全線通しで乗ってみたい列車でした。![]()
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