「キュンパス」で行く山形・寒河江の旅
今年もキュンパスの季節がやってきました。
「旅せよ平日!JR東日本たびキュン早割パス」(通称「キュンパス」)を使って、山形県寒河江の温泉や蕎麦を楽しんできました。
まずは東京駅7:12発のつばさ123号で山形まで。
平日の早朝便だというのにほぼ満席なのは、キュンパス利用による特需なんでしょうか。
福島を出て福島・山形県境の板谷峠に差し掛かるとまだまだ雪深い景色となりました。
山形到着後は左沢線に乗り換えます。
10:40発寒河江行きは2両編成のワンマンカー。
この列車を、終点寒河江の一つ手前、南寒河江で降ります。ホームが1面で待合室があるこじんまりとした駅。
列車を降りて向かったのは駅から徒歩5分くらいのところにある蕎麦屋です。
太くて食べ応えのある十割の田舎そばと、細くてのど越しのよいニ八そばの2種盛りを美味しく頂きました。他に単品のげそ天を追加で注文。これをつまみに飲みたくなりますが、今日はもう少しお預けにします。
食後はゆっくり歩いて最上川沿いにある寒河江温泉へ。
3か所の浴槽に3種類の異なる源泉を楽しめます。どれも濃厚な温泉成分で温まりました。
さて、枝豆をつまみに風呂上がりのビールを飲みつつスマートフォンを見ていたら、東北新幹線列車分離事故の情報を知ることになりました。この後14:30ごろ運転再開予定だそうなので、ひとまずこのまま予定通りに行動します。と言っても今日の目的は蕎麦と温泉だけですべて消化したのであとは帰るだけ。ただ、左沢線でそのまま山形駅まで戻るのではなく、天童方面にむかう路線バスがあるのでこちらを利用してみます。
地方の路線バスは赤字と運転手不足で路線の縮小や廃止が相次いでいるので、このような”使える”バス路線は乗れるときに乗っておきたいもの。
路線は天童市営で、寒河江市まで越境しています。車両は山形交通で、業務委託しているようです。
寒河江駅前を15時に発車。10人ほどが乗っています。10人乗ったところで赤字運行には変わりないでしょうが、2~3人しか乗っていないような地方のバス路線を見てきた中では多いように感じました。
天童駅には15:40に到着。途中のバス停で時間調整しながらほぼ時刻通りの到着でした。天童からは東京行きの「つばさ150号」で帰るのですが、今日は福島行きでの運転となるそうです。
天童は定刻に発車しましたが、山形から先、1本前のつばさ148号が運休となったようで、本来は通過となるかみのやま温泉と赤湯に臨時停車することになりました。それ以外は順調に福島に向かっていましたが、途中の庭坂で運転停車。福島止まりとなった「つばさ」は福島駅では在来線5番線に到着しますが、5番線は17:35発のつばさ145号が発車を待って停車しており、5番線が空くまで庭坂で待機だそうです。
つばさ145号は接続の新幹線遅れのためやや遅れて発車したようで、つばさ150号が福島についたのは約30分遅れの17:45頃でした。
福島駅では在来線ホームに到着します。福島で接続の列車は臨時のはやて546号。普通車全席自由席ですが混雑が目に見えているので後続列車の指定をとります。3列シートの真ん中B席しか空いてませんがこのような状況なので贅沢は言ってられません。
さて、定刻なら指定をとった「やまびこ218号」の発車時刻まであまりゆっくりしている時間はありませんが、アプリの列車走行位置をチェックするとまだ仙台も出ていない様子。当然かなりの遅れが見込まれるので、駅ナカのラーメン屋で夕食をとります。
ハイボールも1杯いただいてあとは新幹線に乗るだけ。結局列車は約40分ほど遅れて発車。予想通り車内はデッキや通路は人がいっぱい。この列車の指定席特急料金は別払いとなりましたが、この混雑で立ったまま乗ることを考えたら安いものです。もっとも、列車分離なんてトラブルやらかしてくれなければこんなことにはならなかったんですが💦
その後は順調に東京に向かって走りましたが、東京駅ホームでの折り返しで列車が詰まっているらしく、上野到着前から徐行運転と一時停止を繰り返すように・・・。この分だと東京駅までかなり時間がかかると判断し、上野で降りました。
そんなこんなで、家に帰れたのは予定より3時間遅れ。この旅行が前日なら予定通りで問題なかったし、明日なら旅行中止(延期)という選択肢もありましたが、ピンポイントで当日ではどうしようもありません。遅れながらも当日中に帰ってこれたのが幸いでした。
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