JAL完全統合の日にクラスJに乗る
えっ!?何をいまさらと思った人もいるかもしれません。すでに便名は「JAL」に統一され、機体の塗装も新JAL色に塗り代わり、JAS塗装の残りを見つけるのも難しくなりました。このように、一般利用者向けには完全統合しているように見えた両社、しかし、実際は、旧JALが「日本航空インターナショナル」、旧JASが、「日本航空ジャパン」だったのです。
”日本航空ジャパン”って、日本語にすれば”日本航空日本”だなんて突っ込みはさておき、この二つの会社が本日、合併したということなのです。
この日、完全統合を記念したバーゲンフェア航空券で羽田~神戸をクラスJで利用してきました。機内放送では特別な放送はありませんでしたが、ドリンクサービスの際に、小さな紙包みが配られました。中には水引を結んだ5円玉が一つ。「すべてのお客様との御縁を大切にしたい」という意味だそうで、銭洗弁天で清めてあるそうです。
この記念品、クラスJだけなのか、普通席でも配られたのかは不明ですが、同じ日の帰り、伊丹~羽田の普通席では配られませんでした。普通席でも配っていたら、膨大な量の5円玉を用意して銭洗弁天に行かなければならないですからね。
ちなみに機材はボーイング777-200。機体にイラストが描かれた「たまごっちジェット」です。今年2月にオープンしたばかりの神戸空港では、この飛行機に子供たちは大喜び。展望デッキでは食い入るように眺めている姿が印象的でした。
完全統合とはいえ、事実上は旧JASを吸収するような形になり、旧JAS社員には不満もいろいろあるようで、ストも予定されていたとか。ストについては回避できたものの、この辺のわだかまりもいい形で解決し、安全で快適な航空会社であってほしいと、ファンの一人として切に願います。
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