大日影トンネル遊歩道
山梨県甲州市に、明治時代に建設された中央本線の「大日影トンネル」があります。このトンネルは平成9年まで使われていましたが、線路変更による新しいトンネル開通によって廃線となりました。その後、遊歩道として整備され昨年オープンしました。今日はこのトンネルについて。
トンネルは甲斐大和~勝沼ぶどう郷間にありました。東京側を入り口とすると、出口は勝沼ぶどう郷駅の近くにあり、アクセスも簡単です。私は車で行ったので、駐車場のある東京側から入ってみました。
この鉄橋を渡ると大日影トンネルに入ります。この反対側にもトンネルがあり、こちらはワイン貯蔵庫として利用されています。
トンネル内は全区間に渡って線路が敷かれています。中はキロポスト(距離票)や勾配票などがそのまま残されており、現役当時の様子を伺うことができます。明治から平成9年まで使用ということは、蒸気機関車の時代からE351系「スーパーあずさ」までここを通り抜けたんですね。
トンネルの全長は1367m。徒歩だと約30分くらいかかるそうです。この先、トンネルを抜けるつもりであるいていましたが、トンネルの向こうからなにやらヘッドライトが近づいてきます。しばらくしてやってきたのは保線用の簡易モーターカーでした。 閉鎖時間になったので、早めにトンネルを抜けるか引き返してくださいとのこと。トンネルを抜けても車まで戻らなければならないので、今日はこのまま引き返すことにしました。
また日を改めて、全区間歩きとおすことにしましょう。
営業時間は9:00~15:00 料金は無料です。
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