勝どき橋の橋脚内を見学
勝どき橋(勝鬨橋)をご存知ですか?昭和15年に完成した、東京都中央区の築地と月島を結ぶ隅田川最下流にかかる橋で、橋の中央部がハの字に開く可動橋でしたが、昭和45年の開橋を最後に開かずの橋となっています。 かつては東京都電も、この橋を渡っていました。
橋の開く様子と都電が橋を渡るシーンは模型で再現されていました
今は開かずの橋となったこの勝どき橋、はがきによる事前申し込みで、この勝どき橋の橋脚内部に入って、可動部の見学をすることができるのです。今日はこの見学ツアーに参加したというのがテーマ。
橋の築地側にある「かちどき橋の資料館」で受付をすると、ヘルメットとハーネス(安全帯)を着用します。なかなか本格的です。説明のビデオを見たあと、橋脚へと向かいました。
まずは階段を上って運転室へ。橋を見渡せる高い位置にあり、ここでハンドルを操作して橋をあげていたそうです。配線むき出しの電気系統が時代を感じさせます。次に橋の内部へ。高さ3.5メートルの垂直のハシゴを降りなくてはならず、ここでハーネスを使用しますこれくらいなら私ならハーネスなどなくてもよさそうでしたが、万一の安全確保のためにしっかりとつないでもらいます。
↑正面の建物2階が運転室 左に見える階段を上ります
年代モノの運転台
ハシゴから、さらに狭い階段を下りるとそこには広い空間があり、モーターや歯車が見えてきました。これらの設備は、最近の調査で整備さえすれば今でも十分に使っていけるそうで、昭和初期の技術力の高さに感心してしまいます。
画面左の大きな丸いのが可動部の軸で、ここを中心に橋が動きます
見学ツアーは毎週木曜日のみなので平日が仕事の方は行きにくいかもしれませんが、百聞は一見に如かず、普段見られない場所を見学できるということで、出かけてみてはいかがでしょうか?
申し込み方法など、詳しくはこちらからどうぞ(「かちどき橋の資料館」のツアー詳細ページへリンクしています)
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コメント
面白いところに行きましたね。
TV番組でやってるの見て申し込もうと思ったんですが、
木曜のみということで断念しました。
どうせなら、年1回くらい稼働させればいいのに・・
投稿: モリモリ | 2008年4月 9日 (水) 21時46分
こういう、普段入れないところを見るというのは結構好きだったりします。
今、再び橋を開けようという動きもあるそうですが、実際は費用の面や交通に与える影響など、クリアしなければならない問題がたくさんあるそうです。でも、一度はこの目で開くところを見てみたいですね。
投稿: 管理人/ひで | 2008年4月10日 (木) 21時14分
こんばんは、トラックバックさせていただきました。ありがとうございます。
一つ気になる内容があるので、投稿しました。
勝鬨橋は築地と月島の間に架かる橋だと思います。
銀座側から言うと、築地→月島→晴海です。
その築地と月島の間です。
都電が通っていなかった気がします。
小さい頃なので定かではありません。
都電は江東区側から月島へ。
晴海通しを走っていたのはトロリーバスのような記憶があります。
でも、正確にはわかりません。
投稿: 週末を原村で | 2008年5月26日 (月) 22時17分
こんばんは!コメントありがとうございます。大日影トンネルのブログ拝見しましたが内容がとても充実していますね。
さて、勝どき橋ですけど、おっしゃるとおり築地と月島を結ぶ橋ですね。晴海はその先黎明橋の向こうでした。本文訂正いたしました。
もう一つの都電ですが、資料館での説明のほか、ネット上などで調べたところこれは実際に橋を渡っていたそうで、1947年から68年まで通っていたそうです。
もちろん、跳開時は通行止めになるわけですから、ゆっくりとした時代だったんですね・・・。
投稿: 管理人/ひで | 2008年5月27日 (火) 23時51分