大日影トンネル遊歩道
山梨県甲州市に、明治時代に建設された中央本線の「大日影トンネル」があります。このトンネルは平成9年まで使われていましたが、線路変更による新しいトンネル開通によって廃線となりました。その後、遊歩道として整備され昨年オープンしました。今日はこのトンネルについて。
トンネルは甲斐大和~勝沼ぶどう郷間にありました。東京側を入り口とすると、出口は勝沼ぶどう郷駅の近くにあり、アクセスも簡単です。私は車で行ったので、駐車場のある東京側から入ってみました。
この鉄橋を渡ると大日影トンネルに入ります。この反対側にもトンネルがあり、こちらはワイン貯蔵庫として利用されています。
トンネル内は全区間に渡って線路が敷かれています。中はキロポスト(距離票)や勾配票などがそのまま残されており、現役当時の様子を伺うことができます。明治から平成9年まで使用ということは、蒸気機関車の時代からE351系「スーパーあずさ」までここを通り抜けたんですね。
トンネルの全長は1367m。徒歩だと約30分くらいかかるそうです。この先、トンネルを抜けるつもりであるいていましたが、トンネルの向こうからなにやらヘッドライトが近づいてきます。しばらくしてやってきたのは保線用の簡易モーターカーでした。 閉鎖時間になったので、早めにトンネルを抜けるか引き返してくださいとのこと。トンネルを抜けても車まで戻らなければならないので、今日はこのまま引き返すことにしました。
また日を改めて、全区間歩きとおすことにしましょう。
営業時間は9:00~15:00 料金は無料です。
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コメント
平成20年7月21日、ビィーフリー石塚観光が主催する大日影トンネルハイキングツアーに行ってきました。
明治の鉄道遺産「大日影トンネル」は、明治36年に開通し、その後のブドウやワインの輸送に大きな影響を与え周辺地域に大きな革命をもたらしました。平成9年にその役目を終えたあと、平成19年8月29日の開通式をもって遊歩道として新たにスタートしました。全長1367.8mのトンネルは、日中でも気温15度程度で、ひんやりとして涼しいです。また、建設当時のレンガがそのまま利用され、蒸気機関車のすすが付いています。当時の鉄道標識も残り、歩いているとタイムスリップしたかのような感覚にとらわれます。(、ビィーフリー資料より参照)
ハイキングコースは、勝沼ぶどう郷駅、大久保沢河隧道、大日影トンネル遊歩道、大善寺、ぶどう郷歩道、勝沼ぶどう郷駅でした。途中、近藤勇銅像なども見られとても有意義でした。現地ガイドの案内もとても良かったです。凍らせた桃のデザートが出され食べましたが、とてもおいしかったです。凍らせた桃を食べたのは生まれて初めてでしたが、おいしくてとても感動しました。
http://tomyworld.9.dtiblog.com/blog-entry-43.html
投稿: もりちゃん | 2008年7月22日 (火) 00時14分