福岡県乗りつぶし/西鉄貝塚線
全国全線の鉄道に乗る「乗りつぶし(乗りつくし)」という遊び。私もこれを実践しており、九州については4路線41.6キロを残すのみとなりました。今回飛行機で福岡に来たのはこれを全部乗るためでもあったのです。
最初に行ったのは西鉄貝塚線です。昨年4月に一部区間が廃止され現在は貝塚~西鉄新宮間11.0キロとなっています。福岡空港から地下鉄に乗りますが、切符を買うときにうれしいお知らせが。毎月第2土曜と翌日曜に有効な「エコちかきっぷ」という割引の1日乗車券が発売されており、この日が第2土曜日だったのでこの切符を利用することができました。
改札の窓口でこの切符を買い、貝塚へ向かいます。貝塚駅は地下鉄と西鉄の改札口が向かい合っており、改札口では駅員が入鋏済みスタンプを持って改札をしていました。ホームでは2両編成の電車が発車を待っています。地下鉄が6両編成・自動改札・ホームドア完備なのとは対照的です。ちょうど運転室後ろの座席が空いてたのでそこに座りました。
貝塚駅で発車を待つ貝塚線電車
発車してすぐに車両基地があります。停まっているほかの車両も全部2両編成でしたが、駅のホームはそれ以上あるのでラッシュ時は連結して4両編成での運転もあるのでしょうか。
全線単線なので、途中列車交換をしながら進みます。ローカルな雰囲気の残る貝塚線ですが、一部区間では高架化され近代化が図られています。
この貝塚線、全線福岡市内を走る都市近郊路線ですが、終点に着くころには数えるくらいしか乗客は残っていませんでした。だからこそ、末端区間が廃線になったのでしょう。地下鉄と直通するなどできたらもうちょっと乗る人も増えるのではないかと考えてしまいますが、そう簡単にはいかないでしょうね。
終点の西鉄新宮駅
終点の西鉄新宮で降りて、廃線となった線路跡を見てみました。まだ具体的な跡地の利用方法が決まっていないのか、細長い空き地となっています。雨が降っているのであまり動き回らず、線路跡の写真1枚だけ撮って貝塚行き電車で戻りました。
線路跡は空き地となっています。
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