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2008年9月28日 (日)

新潟駅のキハ52

旧国鉄時代のディーゼルカーキハ52も、盛岡地区の車両が引退し、大糸線と新潟地区に残るのみとなってしまいました。

今日の記事は、7月の夏休みに新潟からフェリーに乗る前に、新幹線で新潟に着いたときに撮影したものです。時刻表を見ると、米沢行き快速べにばなの発車時間が近いので、入線シーンから撮影してみました。Dsc_0009
3822D 快速べにばな 2008年7月12日 8:25 新潟駅
国鉄色リバイバル車両もある中で、今日のこの列車は新潟色の車両でしたが、先頭はキハ52 120が連結されています。

入線後、振り返ると、真ん中のキハ110以外は国鉄時代の車両が並んでいます。
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2008年7月12日 8:27 新潟駅

Dsc_0011
3822D快速べにばなと115系回送 2008年7月12日 8:27 新潟駅

上の写真を撮影してから、115系が出発したので、ホーム反対側からキハ52を撮影することができました。
Dsc_0015
3822D 快速べにばな 2008年7月12日 8:31 新潟駅

この日はまだ青春18きっぷ有効前でしたが、キハ52目当てらしい鉄道ファンの姿も結構見られてよく乗っていました。米坂線にも、新型気動車キハE120への置き換えが決定し、試運転も始まっています。新車導入は喜ばしいことですが、ぜひその前に、一度キハ52や58の撮影で米坂線に行っておきたいものです。
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2008年9月21日 (日)

2008年小松基地航空祭

 先月の松島基地に続いて、小松基地航空祭に行ってきました。本来であれば、土曜日午前の便で小松に行き、前日訓練の様子や、欲張って北陸本線の475系なんかも撮影できればよかったんですが、小松に行こうと決めたのが9月に入ってからなので希望の便を取ることができず、羽田を日が暮れてから出発する便になってしまいました。

 というわけで、前日夜に小松空港に到着。当然ながら空港周辺のホテルなど満室で、金沢市内の東横インに宿泊します。空港とホテル間の無料送迎バスがあり、別途交通費がかからないのが救いです。

 そして航空祭当日、朝から雨。金曜日の予報では曇りだったのに・・・。ともかくまたホテルの送迎バスで空港へ向かいます。小松基地は小松空港と滑走路を共用しており、同じ敷地内にあります。ただ、空港ターミナルと基地は滑走路を迂回しなければならず、会場へはタクシーで向かいました。

 で、雨の中8時前には到着。すでにオープニングフライトが始まっており、着くといきなりF-15が頭上を通過していきました。今日は雨降りではありますが、視界はそんなに悪くなく、プログラム通り展示飛行してくれるそうです。
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F-15編隊飛行

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アフターバーナーを使用して急旋回

10時前ごろから雨もあがり、雲が薄くなってきました。
そのころには、F-15だけでなく、F-4(↓)や、
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F-2(↓)も機動飛行を見せてくれました。
Dsc_0484

はじめに書いたとおり、小松基地は小松空港と滑走路を共用しています。そのため、展示飛行の合間を縫って離着陸する民間旅客機も見ることができます。
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着陸してスポットに向かうJAL機 むこうにはANAの"ポケモンジェット"も見える

 JAL・ANAの飛行機が離着陸する際には、それぞれの会社の女性スタッフが行き先や使用機材などを紹介していました。JALでは、しっかりと"クラスJ"の宣伝もしています。

 午前中は休む間もなく連続して飛行展示がありましたが、昼休憩をはさんで午後はブルーインパルスの登場。ところが、さあこれからアクロ飛行が始まるというところで、ポツリポツリとまた雨が降り出しました。次第に雨脚は強くなり、天候不良ということでブルーインパルスの演技課目は途中で終了となってしまいました。
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背面飛行中のT-4ブルーインパルス6番機

 ブルーインパルスが終わるとプログラムもすべて終了し、空港へ戻りました。展望デッキで、地上展示機が所属基地へ帰る様子をしばらく見ていました。ブルーインパルスも16時ごろ、松島へ向け帰っていきます。

私も、17時前の飛行機で帰ってきました。次の入間基地航空祭こそは、晴れてほしいです。それにしても、航空祭会場で大好きな西部警察のテーマソングが聞けるとは思わなかった・・・(^^ゞ

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2008年9月20日 (土)

夏休みの北海道その15 島を離れる

夏の北海道旅行の続きです。今回は写真なし・・・。

4時間コースをたっぷり歩いて、バスでフェリーターミナルへと戻ってきました。このあと、稚内行きのフェリーに乗るのですが、予定より早くターミナルに着いたので時間をもてあましてしまいます。そこで、先に出る利尻島行きに乗り、利尻島で稚内行きに乗り換えれば稚内に少し早く着くことがわかり、早速利尻島行きに乗船します。

もう帰らなければならないと思うと少し寂しい気分に・・・。名残惜しむようにデッキで島を見ていました。礼文島が離れ、やがて利尻島が近づいてあと10分くらいで到着かというころ、不意に肩をたたかれたので振り返ると、昨日民宿の夕食で一緒だった女の子でした。

「あれ~乗ってたんですか?」
それから、この後の行程についてとか話したりして盛り上がっていると、無情にも下船のアナウンス。彼女は、これからレンタカーで島を一周するそうで、ターミナル前で手を振って別れました。親しくなるには、時間が短すぎた・・・。

待合室でしばらく待って、稚内行きに乗ります。船は、さっき乗ってきた船がそのまま稚内行きになりました。さすがに疲れたので、今度はおとなしく座席に座って移動します。後ろにはしばらくずっと利尻山が見えてましたが、今日は雲がかかっているので稚内に着くころには見えなくなっていました。天気がよければ、稚内からでもはっきりと見えるんですどね。

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2008年9月19日 (金)

空の日 羽田の航空機見学

毎年9月20日は空の日だそうです。それに関連して、空港などではいろいろなイベントが実施されているようですが、羽田整備地区にある海上保安庁と国土交通省航空局では、空の日に先立ち、9月7日に航空機展示のイベントがあり、参加してきました。

会場は、モノレール整備場駅に近く、門を入って受付で記帳するとこんなカードを渡され、首に下げます。
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大きな格納庫の間を抜けていくと、広い敷地に航空機が並べて展示されていました。

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JA8720 国土交通省航空局YS11 2008年9月7日 10:50
すでに引退した機体で、「おつかれさま」の文字が機体に入っています。

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JA005G 国土交通省航空局ボンバルディアBD-700 2008年9月7日 10:51

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JA002G 国土交通省航空局ガルフストリームⅣ 2008年9月7日 10:51

白地に細い青線の航空局に対し、こちらは水色が目立つ海上保安庁の機材です。
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JA8701 海上保安庁YS11 2008年9月7日 10:53
こちらのYS11はまだ現役のようですが、近々ボンバルディアDHC8-300が導入されるようで、引退も近いかと思われます。
YS11の機体後部、日の丸の右側にある丸い窓が展示されていました。Dsc_0436

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レスキューヘリ 2008年9月7日 11:16

ドラマ・映画の「海猿」の影響か、およそ飛行機に興味のなさそうな若い女性がこのヘリコプターをバックに海保職員と記念撮影をしている姿がよく見られました。

飛行展示はありませんが、混雑しているという様子でもなくゆっくりと見学することができました。

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2008年9月18日 (木)

キハ58・28「おもいで湯けむり号」

仙台と新庄の間を陸羽東線経由で運転している臨時快速「おもいで湯けむり号」。かつての修学旅行列車の塗装を再現したキハ58・28で話題になっています。一部区間だけですが、この列車に乗ることができました。

乗車区間は上り列車の古川~仙台間。本来なら全区間で乗りたいところですが、時間の都合でこうなりました。

車内はオリジナルのボックスシートではなくリクライニングシートに変更されています。2両編成で全車指定席ですが空席が目立つ車内。天気が悪いせいもあるでしょうか。

快速とはいえ臨時列車なので、古川発車後もすぐに北浦で列車交換のための運転停車。小牛田では、後続の快速列車に乗り換えたほうが仙台に早く着くとのアナウンスがあり、そちらに乗り換える人が数名いました。

その後続の快速列車「南三陸」に追い抜かれるため、東北本線に入って松島で8分停車。その間に列車の撮影をしてみました。
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おもいで湯けむり号 2008年8月23日 17:46 松島駅

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専用の表示板も用意されています。

このあとも、陸前山王での運転停車や仙台入線前の徐行運転などでゆっくり走りながら仙台に到着しました。

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2008年9月17日 (水)

583系「あいづライナー」

特急「あいづ」で喜多方まで乗った後、会津若松から郡山まで戻るのに快速「あいづライナー」を利用しました。この列車は、本来は485系"あかべぇ"編成が使われていますが、夏休み期間は臨時特急「あいづ」で使われているので、その代走としていまや希少価値の出てきた583系が使用されています。
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快速「あいづライナー」583系 2008年8月23日 15:10 郡山駅

かつては、昼は座席の特急で、夜は寝台特急としてまさに24時間走り続けた電車ですが、今では急行「きたぐに」(大阪~新潟)の運用のほかは団体列車や臨時列車などで細々と走っているのみになりました。

車内は観光客や鉄道ファン、そして、「SLばんえつものがたり号」から乗り継いできた親子連れなどでほぼ満席です。それでも、特急車両だけあって幅の広いボックスシートでゆったり座れました。

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現在に残る583系先頭車の側面。JNRマークははずされましたが、それ以外は昔のまま。以前は大きく貼られたJRマークも、下のほうに小さく表示されているのみです。原形にこだわるファンへのうれしい配慮でしょうか・・・。

雨のためか、沿線での撮影者はほとんどいませんでした。機会があれば、磐梯山をバックに走る風景を撮影してみたいものです。

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2008年9月16日 (火)

臨時特急「あいづ」喜多方行き

 土日を中心に運転されている臨時特急「あいづ」号。関東地区と会津地方を乗り換えなしで結ぶ観光向け列車として運転されていますが、鉄道好きにとっては、新幹線の開通によって廃止された東北本線昼行特急の復活でもあるのです。

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特急「あいづ」 2008年8月23日 7:15 上野駅

 8月23日、上野駅15番線には見慣れた形の赤い特急電車がいました。これが今回乗車する特急「あいづ」の485系"あかべぇ"編成。会津のマスコット、「あかべぇ」が車両全体にデザインされています。Dsc_0347
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ヘッドマークや車体側面はもちろん、座席の枕カバーにもあかべぇがデザインされるほどの徹底ぶり。

 朝食のおにぎりとお茶を買って指定された席に座ります。また、臨時特急ながら、磐越西線内も含めて車内販売が乗務しており、ホットコーヒーも飲むことができました。

 赤羽、大宮、小山、宇都宮と停車し、決して混んでいるとはいえないものの、そこそこの乗客が乗ってきます。所要時間では新幹線にかなわないものの、やはり乗り換えなしという需要が少なからずあるのでしょう。

 そして、電車は黒磯に到着しました。ここで、架線の電気が直流から交流にかわるため、電車もそれに合わせて切り替えスイッチを操作します。実は私、電車に乗ってこの黒磯駅で交直切り替えを体験するのは初めてなんですね。小学校低学年のころ、盛岡に行ったことがありますがそのころはすでに東北新幹線が大宮開業しており、夜行以外の東北特急に乗る機会はありませんでした。それだけに、黒磯での切り替え作業がとても興味深いのです。

 ホームに降りてしばらくすると、車内灯が消灯し、その後にパンタグラフが一度降下します。乗客が乗っているのに、すべてのパンタグラフが下りている光景はなんだか変な感じですね。そしてしばらくしてから再度パンタグラフが上昇しました。この間に運転室では切り替えスイッチを操作しているはずです。

 この一連の作業を4分停車中に終わらせ、再び走り始めました。次の停車駅は郡山。ここから磐越西線へと入っていきます。郡山からの乗客も多く、新幹線連絡特急としての使命も持っているようです。

 郡山では観光協会の職員らしき人が乗ってきて、会津観光のパンフレットとうちわをもらいました。晴れていれば磐梯山がきれいに見えるはずですが、今日は天気が悪く低い雲にさえぎられてしまっているのが残念。途中の沼上信号場では対向の普通列車の通過を待ちます。本来であれば普通列車を待たせ、特急であるこちらが通過するものですが、これも臨時列車の宿命でしょうか・・・。

 大きなS字カーブで山を降りてゆき、会津若松に到着。ここでほとんどの乗客が降ります。定期列車時代は会津若松で終点でしたが、今回はその先喜多方まで運転されます。こうして、上野から4時間ちょっとをかけて喜多方に着きました。ホームでは横断幕を持って乗客を歓迎します。地元のこの列車に対する期待をうかがわせる光景でした。
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喜多方に着いた特急「あいづ」 

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2008年9月15日 (月)

横浜線100周年

今日は久々の鉄道撮影ネタです。

横浜線は開通100周年を迎えて、記念ヘッドマークをつけた編成が走っています。この列車の撮影に行ってきました。

プレスリリースによれば、2種類のヘッドマークを計6編成に取り付け、約1年間運行するそうです。6編成もあれば見かける機会も多いでしょう。

まずは大口~菊名間の跨線橋に行ってみました。最初にやってきたのはマークなしのノーマル編成。とりあえず撮影しておきます。
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1418K 205系 2008年9月14日 14:55 菊名~大口

さて、お目当てのヘッドマークつき編成はこの後続でやってきてくれました。
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1440K 205系 2008年9月14日 15:03 菊名~大口

その後、場所を十日市場まで移動します。この辺までくると、横浜市内でも畑が広がるのんびりした風景になります。
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1514K 205系 2008年9月14日 16:19 十日市場~中山
ここでは最初にヘッドマーク編成が来てくれました。しかも先ほどのとは違う種類のものです。それにしても、この編成の正面は、水あかが目立ちますね。ヘッドマーク取付時に洗車してもらえなかったんでしょうか・・・。

こうして難なく2種類のヘッドマークを撮影できました。冒頭でも書いたとおり、1年間取り付けられるとのことなのでまた違う場所で撮影してみようと思っています。

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2008年9月14日 (日)

城南島で「エコジェット」を撮る

ちょっと古い話ですが、8月3日に城南島へ航空機の撮影に行ってきました。城南島は、羽田空港に隣接する埋立地で、B滑走路(RW04/22)に平行するように公園があります。この公園から、RW16Lに着陸する航空機を撮影しました。

狙いは6月から飛んでいるJALの「エコジェット」。運用などは事前に調べていないので運によるところもありますが昼過ぎから撮影を始めました。

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JA8183 B747-300 2008年8月3日 12:41
最近のニュースで、今はJALだけに残ったB747-400より前のいわゆる"クラシックジャンボ"が全機引退することになったと報道されました。このJA8183も、来年度に引退することになります。

なくなる前に撮影できてよかったのですが、見た目には-400とあまり変わらなく、この写真にしても、家に帰ってから機体レジで-300だと確認できた次第です。

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JA8956 B747-400 2008年8月3日 14:27
機体全体に描かれたポケモンのキャラクターたち。結構派手な塗装ですね。空港の展望デッキでは子供たちの心をつかんで離さないことでしょう。

さて、撮影を続けていると他の飛行機とは違う方角からジェット機が進入し、頭上を旋回していきました。
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ナゾのジェット機 2008年8月3日 12:36
正面を向いてやってきて、旋回後羽田のターミナル上空を通過していきました。側面を見られなかったので、機体レジや所属などは一切不明です。何らかの理由によりゴーアラウンドをしたようでしたが・・・。

それから約30分後、再びやってきて今度は無事、RW22に着陸しました。
N737er1_2
N737ER B737-700 2008年8月3日 13:10
機体レジで調べてみると、アメリカのビジネスジェットのようです。

さて、この場所で撮影を始めてから待つこと約2時間半、ようやく お目当ての機体が着てくれました。
Ja89844
JA8984 B777-200 2008年8月3日 14:51
赤い尾翼のイメージが定着したJAL機の中で、やはり緑のJAL機は目立ちますね。新鮮味があります。

目的も達成できて、この日の撮影は終わりました。

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2008年9月11日 (木)

夏休みの北海道その14 北の4時間コース

前にも書いたとおり、礼文島には島を一周する道路がありません。有名な観光地には道路があり観光バスで行くこともできますが、じっくりと礼文の自然に触れるには歩いてまわるのが一番!というわけで、礼文島にはいくつかハイキングコースがあり、昨日歩いたのもその一つなのです。
民宿で一夜明けた今日は、このハイキングコースの一つ、「北の4時間コース」を歩いてみます。

宿泊している民宿は、地図中央右寄りの「船泊局」付近にあります。バスで左上の「スコトン岬」まで移動し、その後海沿いに南下し、「日本海」の文字の近くにある"澄海岬"まで行って、その後は地図中央付近の「神崎小」付近まで戻ってくるというコースです。海を見ながらのコースですが、山を登ったりするので結構起伏があります。

バスの時間に合わせて6時半から朝食にしてもらい、7時過ぎのバスでスコトン岬へ向かいます。乗車時間は約20分。
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礼文島最北の地であり、早朝から観光客が集まっています。そして、何でも名物になってしまうこの場所、こんなものまで・・・。
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ただの公衆トイレですが、立派な看板つきです。

ここから、海や花などを見ながら歩いていくわけです。しばらくはバスで通ってきた舗装道路を歩いていると小学校があります。
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厳しい風雪に耐えるためでしょうか、平屋で頑丈な造りの建物です。そろそろ登校の時間ですが、この小学校では子供たちの元気な姿は見られません。
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過疎化か、少子化か、この小学校はすでに廃校になっていました。昨日の礼文空港といい、礼文島にはなんだか寂しさを感じてしまいます。

そんなことを思いながら先へと進みます。途中で舗装道路を離れハイキングコースっぽくなりました。見下ろす海がとても青くてきれいです。
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地図にある「ゴロタ山」まできたら、後は一気に海岸まで降ります。その先漁港を通り過ぎ、さらにもう一つ小さい登りを超えると、「澄海(すかい)岬」に着きます。
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その名の通り澄んだ海が見える、礼文島でも有数の観光地。観光バスが次々やってきます。一応、東京に30年以上住んでいるので人ごみは珍しくないのですが、しばらく人気の無い静かなところをずっと歩いてきたのでこの混雑振りはちょっとびっくりでした。

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2008年9月10日 (水)

夏休みの北海道その13 礼文島の寂しい空港

島の南部をたっぷり歩いた後は、バスで北部の船泊という地区にある民宿へ向かいます。
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このバス、一応バス停はあるのですが、それ以外で自分の好きなところで乗り降りできるしくみになっています。地元のおばちゃんたちは上手にバスをとめています。しかし、一見の旅行者が思ったところにバスを停められるだろうか、不安だったのであらかじめバスの運転手に民宿の名前を言って聞いてみたら近くで停めてもらえることになりました。

民宿入口の道路前で降ろしてもらい、そこからすぐに着きました。
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礼文島で1泊した民宿「海憧」

チェックインしたのは夕方4時ごろ。まだ時間があるので、自転車を借りて周辺をサイクリングして見ました。やや西日が強いですが、きれいな海を見ながら自転車を走らせるのは気分がいいです。
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ついでに、近くの礼文空港にも寄ってみました。海を見渡せる小高い丘の上に空港はあります。
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平屋のこじんまりとした空港です。写真から感じ取れるでしょうか・・・この人気のなさ。入口のドアに近づいてみるとこんな掲示があります。
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もう5年以上も定期便が飛んでいないんですね。まあ、チャーター便や緊急時の要請があればいつでも離着陸できるようになってはいるようですが、西日に照らされたこの掲示がより一層寂しさを引き立たせていました。

民宿に戻るとちょうど風呂の用意ができたとのこと。ならば一番風呂!しかし、浴槽の湯はとても熱くて手足すら入れることもできないくらい。いまどき江戸っ子が入る下町の銭湯でもこんな熱い風呂はないよと一人突っ込みながら、しばらく水でうめてました。

何とか適温まで下げて風呂に入った後は6時から夕食。
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今日も海の幸がたくさんです。

今日の夕食利用者は6名、定年を過ぎて悠々自適の生活をしているという感じの初老夫婦が2組と、同い年くらいの一人旅の女の子と私の6名で、旅行の情報交換をしながらの楽しい会食となりました。

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2008年9月 9日 (火)

夏休みの北海道その12 礼文島を歩く

11時前、フェリーで礼文島に着きました。礼文島は南北に細長い島で、フェリーは南側に、今日泊まる民宿は北側にあります。この後は、夕方に出る路線バスで民宿に向かうので、それまでは島南部のハイキングコースを歩いてみることにします。

礼文島は、島の西側は車の走れる道路がなく、車で島を1周することができません。その代わりにというわけでもないでしょうが、ハイキングコースがいくつかあるのです。

今日歩いてみるのは「桃岩展望台コース」です。
フェリーターミナルから、桃岩、猫岩、元地灯台を通り、島南部の道路を回ってフェリーターミナルに戻ります。

コースはそんなに急な登りなどはなく難しいものではないですが、普段運動していないと少しきついかもしれません。それでも、しばらく歩いていると慣れてきます。

しばらくすると、桃岩展望台に着きました。桃岩とは、その名の通り桃のような形をした岩だそうですが、そういわれればそうかなぁというくらいでした。
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展望台からは、昨日はほとんど雲の中だった利尻山がはっきりと見えました。
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今日は利尻島もいい天気でしょう。

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その後もこんな↑道をひたすら歩きます。

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岬の先端で海の安全を見守る元地灯台

こんな感じでハイキングコースは終わり、島南端の舗装道路に出ました。ここからはバスの路線があるものの、次のバスは夕方までなく、バスで10分かかるところを1時間かけて歩いて戻りました。約10キロのハイキングでした。

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2008年9月 8日 (月)

夏休みの北海道その11 礼文島に渡る

ようやく北海道旅日記も後半に入ります。

旅行4日目の朝、今日もフェリーターミナルにある民宿の食堂で朝食をいただきます。前にも書いたとおり、今回泊まっている民宿の食堂は600メートルほど離れたターミナル内にあるので車で送迎してもらうのですが、食後の帰りは港の近くにある「ペシ岬展望台」に寄っていくことにしました。
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この岩山が「ペシ岬」です。遊歩道があり、頂上までのぼることができます。でもこの遊歩道、ちょっと急なところもあり、思ったよりも少しだけハードな上りでした。
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上りきったところで、ちょうど稚内からの朝一番のフェリーが入港するところを見られました。
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サハリンのほうにカメラを向けていますが、今日のこの天気では北海道本土すら見ることができませんでした。

歩いて民宿に戻り、チェックアウトして港に戻ります。フェリーで利尻島を離れ、隣の礼文島へと向かいます。
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礼文島行きのハートランドフェリー「ボレアース宗谷」。ちなみに"ハートランドフェリー"とは会社名で、"ボレアース宗谷"は船の名前です。

利尻島から礼文島までは約40分。客室は混雑していたので、船内後方のデッキのベンチに座って過ごしました。利尻島が徐々に小さくなっていき、逆に礼文島がだんだん近づいてきました。
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そして入港します。礼文島は島の南東にある香深港に着きます。

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2008年9月 7日 (日)

夏休みの北海道その10 利尻島ドライブ~鴛泊に戻る

利尻空港まできたらあとは島一周までもう少し。こんどはその先にあるポンモシリ島が見える展望台へと行きました。
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ポンモシリ島は写真のとおり小さな無人島で、ウミネコが多数生息するコロニーとなっています。ここでウミネコを見ていると、とても自由に、楽しそうに空を飛んでいる様子がちょっとうらやましくもなります。
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足元に目を向ければ、ハマナスの花が咲いていました。

時間はもう夕方5時を回りましたが、最後にもう1か所行っておきたいところがあります。それが、"日本最北端の名水"といわれている「甘露泉水」です。利尻山の登山口にある湧水で、利尻登山の給水ポイントとして利用されているそうです。登山者でなくても、駐車場から10分くらい歩いていくことができます。
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のどごしのいい、おいしい水です。カラのペットボトルに汲んで持ち帰りました。

こうして利尻島1周し宿兼レンタカー営業所へ戻ってきました。時間ぎりぎりまでドライブを楽しんでいたのですぐに夕食の時間となりました。

今日の夕食のメインはウニいくら丼でした。
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昼に食べたばかりですが、これならまだ食べてもあきることはありません。一度、あきるくらいに食べてみたいものです。もちろん、その前には海の幸のおかずや前菜も充実しており、生ビール2杯ジョッキでおいしくいただきました。

食後、宿のスタッフの案内で夕日を見るミニツアーに連れて行ってもらいました。車で5分くらいのところにあるその名も「夕日が丘展望台」は、さっき見たポンモシリ島の見える展望台の隣に位置します。
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手前に見えるのがポンモシリ島。
夕日に照らされる岩肌がとてもきれいでした↓。
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