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2008年11月20日 (木)

ANA機体工場を見学

ANAでは、羽田空港整備地区にある「ANA機体メンテナンスセンター」の見学を毎日平日に実施しています。団体でも個人でも、ホームページからの事前予約で1人から申し込むことができるので、平日休みの取れた11月19日に見学してきました。

というわけで、先日の記事にて京急の快特で京急蒲田に着いたあとは、空港線で天空橋へ、さらにモノレールに乗り換え新整備場で降りました。この駅、その名の通り周りには航空機のメンテナンスに関する施設しかありません。地下駅から地上にでると、第1ターミナルの南側、A滑走路とC滑走路を結ぶ誘導路のすぐ脇になります。

駅を出てから徒歩で約10分ほどで今回見学するANA機体メンテナンスセンターに到着。見学は13時からなのですが、張り切って40分くらい前には着いてしまいました。受付で手続きをすると、開始時刻まではロビーで待つように案内されました。このロビーには、全日空が昭和30年代に運行していたDC-3の機種部分や、L-1011のコックピットが展示されておりこちらを見学して開始時刻を待ちました。
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DC-3の機首とエンジン

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DC-3のコックピット 
スイッチや計器類が並んだ現代の飛行機と比べて簡素に見えます。なお、この機体は全日空が使っていたものではなく、近年になってから展示用に購入した中古機材だそうです。

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ANAで使用されている機種の模型も展示されています。

時間になり、まずは3階にある講堂に案内されました。この日は、スーツを来た企業見学っぽい専門学生の団体と、静岡からきた小学生の社会科見学、そして個人見学者という構成。なかには、エントリーシートが・・・なんて話をしている女の子の姿も。きっと就職希望で企業見学にでも来ているのでしょう。

まずはスタッフによる講義とビデオ上映。講義といっても、堅苦しい話ではありません。
「ANAの飛行機は何色ですか?・・・赤なんていわないでくださいネ、お隣さんですから、それは。」なんて風にクイズを交えながら楽しくすすめられます。また、全世界に先駆けて導入されるボーイング787の技術などの話もありました。現在では受け入れに向けて格納庫の改修工事が行われているそうです。

講堂での説明が終わったあとは、いよいよ格納庫を見学します。一人ずつヘルメットを着用し、4グループに分けて案内されます。
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格納庫に入るといきなりこのような光景が広がります。この日はボーイング767が2機整備を受けていました。

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整備中で足場を組まれたボーイング767を機体後部から見ています。この位置から、この近さで見られるのは工場見学ならではです。


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違う角度からよく見たら、2機のうちの1機は貨物機でした。

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開いていた格納庫の扉の向こうにはボーイング737がトーイングカーに牽引されてやってきました。

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3階から階段で降りてきて、1階ではこのように飛行機を間近で見られます。このボーイング767は中型機に分類されますが、それでも下から見上げるととても大きく感じます。次の機会があるなら、ボーイング747がいるときにこの位置で見てみたいですね。

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主翼を下から見上げています。天井の高さがわかるでしょうか。

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格納庫の扉から見たボーイング737と、羽田空港を離陸して飛行機雲を残しながら上空を通過する航空機が見えました。

こうして1時間半の見学はあっという間に終わってしまいました。違った角度から見る飛行機に大満足の見学会でした。

機体工場見学は、土曜祝日を除く平日に、1日3回実施されています。6か月先までの予約が可能ですが、人気があり早くに定員に達してしまうことが多いので、見学希望の場合は予定が決まれば早めに予約することをおすすめします。
ANAホームページ最下部左側の「企業情報」の中に機体工場見学のコーナーがあります。興味のある方は一度見てみてはいかがでしょうか。

なお、今回撮影した写真の掲載については、ANA見学担当者様の承諾をいただいています。

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