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2009年2月28日 (土)

須坂駅の車両基地

長野電鉄の須坂駅は車両基地があり、主力車両の3500・3600系が多数とまっています。その奥には検修庫があり、よく見るとさっき撮影した2000系のA編成がいるのが見えました。

中に入れてもらえるとは思えないものの、近くで外から見られないものかと検修庫のほうに向かってみました。検修庫に沿って鉄道用地外に細い道(けもの道!?)があり、ここを進むと検修庫から顔を出した2000系を撮影することができました。A編成だけでなく隣にリバイバルりんご塗装のD編成もいました。以下の撮影した写真は、すべて鉄道用地外から撮影しています。

ちょうど8500系の長野行き普通列車が発車する時間なので、通過するタイミングにあわせてこれら3本を並べて撮影してみました。
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218レ(右側)と2000系(A・D編成) 2009年2月22日 13:06 須坂駅(車両基地)

Dsc_0240
2000系A編成 2009年2月22日 13:08 須坂駅(車両基地)

こんな車両もいました。
Dsc_0235
ト1形ト6 2009年2月22日 13:02 須坂駅
調べてみると、この車両は元をたどれば大正時代に製造された古い貨車なのだそうです。平成14年に検査を受けているようなので、最近まで動いていたのでしょうか。検査期限の標記は平成20年2月なので、もう動くことはなさそうです。

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2009年2月25日 (水)

須坂駅にて

1000系「ゆけむり」と2000系の撮影をしたあと、車両基地があるので、あわよくば2000系が撮れるかなという期待から須坂駅に行ってみました。

駅前の時間貸駐車場に車を置きましたが、その駐車場の目の前の線路上には”新OSカー”10系車両が撮影しやすい位置に置かれています。2003年に廃車となっていますが、今後保存されていくのでしょうか。
Dsc_0229
10系(モハ11側) 2009年2月22日 12:51 須坂駅

反対側からも。
Dsc_0232
10系(クハ61側) 2009年2月22日 12:56 須坂駅
自社発注の長電オリジナル車両ですが、現在の主力はすべて東京の大手私鉄・地下鉄からの中古車両。この時代、地方私鉄がオリジナルの鉄道車両を設計・製造するというのは難しいようです・・・。

Dsc_0227
413レ 2009年2月22日 12:50 須坂駅
10系を撮影していたら、ちょうど屋代線の発車時刻となり、須坂駅を発車した屋代行き電車を撮影できました。屋代線は利用者が少なく、廃止が取りざたされている路線です。「屋代」の行き先表示も見られなくなってしまうかもしれません。

ところで、須坂駅のホームにはこんなモニュメントがありました。
Dsc_0231

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2009年2月24日 (火)

長野電鉄を撮る1

毎年2月には、職場有志によるスキー旅行があり、妙高杉ノ原スキー場へ出かけています。最近の行程は金曜夜出発し、土曜日だけ滑って1泊して日曜日に帰るというプラン。現地集合解散で、私は一人で移動のため、今年は日曜日に長野電鉄の撮影によっていくことにしました。

長野電鉄といえば、小田急ロマンスカーの10000形が移籍して1000系「ゆけむり」として運転されているほか、昭和30年代に製造され、1000系の登場により今後の動きが注目される2000系、営団地下鉄(現:東京メトロ)日比谷線3000系の譲渡を受けた3500・3600系、そしてこれを置き換える元東急の8500系と、注目したい車両が多数走っています。このように、長野電鉄では在来車両を置き換える過渡期であり、在来車と後継車の撮影を一緒にできる時期でもあります。そんなわけで、長野電鉄を撮影しておきたいと思っていたのでした。

2月22日10時半過ぎ、宿泊先のペンションをみんなに見送られ最初に出発します。時刻表によれば11時台の下り特急から撮影できそうです。とりあえず有名撮影地である、夜間瀬川の鉄橋に行ってみることにしました。
Dsc_0210
5A特急 2009年2月22日 11:30 信濃竹原~夜間瀬
雪の積もった山をバックに、長野電鉄らしい一枚を撮影できました。

さて、今日は長野電鉄でも最古参となった2000系も撮影しておきたいものです。調べてきたところによると、昼の12時ごろに長野発須坂行きの普通列車に使用されているそうです。これの次は夕方まで運用はなく、今日私が撮影できる2000系の列車はこれ一本となるので絶対に逃したくありません。ひとまず車を須坂方面へと走らせました。

須坂を過ぎ、撮影に適した場所を探しますがここ!という場所が見つかりません。このあたりでは道路併用橋の村山橋が有名ですが、後追いになってしまうため他を探します。列車の通過時間が迫り、あまりベストポイントではないものの村山~日野間の踏み切りから撮影することにしました。

2000系の前に、3500系の長野行き普通列車から。
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216レ 2009年2月22日 12:17 日野~村山

そして、2000系の普通列車を撮影します。
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219レ 2009年2月22日 12:19 村山~日野
昭和32年登場時のリバイバルマルーン塗装になったA編成が運用されていました。

この後やってくる上りの「ゆけむり」特急は村山橋で撮影しましたが、その様子は村山橋工事の様子と合わせて、後日また改めて。

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2009年2月22日 (日)

米沢周辺温泉はしご

米沢駅で旧型気動車を存分に撮影した後は、冷えた体を温めるべく温泉へ行きます。山形県は温泉が多く、その中でも駅から近くて有名な温泉地である赤湯温泉に行ってみました。大雪の中、701系に揺られて赤湯駅に着いたのはちょうど11時頃。
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赤湯駅に着いた701系電車。屋根があるのに、ホームまで雪が積もっています。駅の案内所で温泉街の地図をもらってみると、赤湯にはいくつか日帰りで入れる公衆浴場があるそうで、その中のひとつ、赤湯元湯に行ってみることにします。元湯というくらいだから、赤湯温泉でも中心的な存在なのでしょう。
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駅から温泉街までは約1.5キロ。思ったよりも遠いのですが充分歩ける距離です。近代的な駅舎の赤湯駅をあとにして、駅前からのびる通りを温泉街へ向かって歩きます。傘を持ってくるのを忘れましたが、上着のフードがあるのでいいとして、足元の雪が結構積もっていて靴が濡れてしまうのは誤算でした。あまり除雪されていないのか、降る雪がすぐ積もるのか・・・。

20分ほど歩いて着いた赤湯元湯。建物は最近建てられた感じのきれいなものでした。
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写真の左側が入口です。早速入ろうとすると、自動ドアが開きません。よく見ると、11時から12時までは清掃のため入れないとのことでした。時計を見ると11時35分。12時44分の電車に乗りたいので、12時まで待ってから入るとあわただしく、今回は断念せざるをえないかと思いましたが、赤湯温泉は初めてだしぜひ入浴していきたい。他の公衆浴場も同じ時間か12時から清掃になるので入れません。駅でもらった地図を見ると、日帰り入浴のできる旅館の一覧もあり、赤湯元湯のすぐ近くにある旅館で入浴させてもらいました。

赤湯温泉は硫黄のにおいのする温泉ですが、草津や先月行った川湯温泉ほど成分は濃くありませんでした。体が冷えていることもあるでしょうが、やや熱めの湯に感じましたが、ゆっくり浸かると熱さも適温になってきます。

温まったところで駅に戻り、電車でひと駅、隣の高畠まで戻ります。ここは駅舎の中に温泉がある駅で有名で、私も2回利用したことがありましたが、電車で来るのは初めてなんですね。
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左側が駅の窓口。中央に改札口があって、右側が温泉の入口です。

予定では、高畠駅から徒歩10分くらいのところにある高畠ワイナリーで、ワインの試飲をしつつお土産を買おうかなと考えていたのですが、もう雪道を歩くのも面倒なので、ここで温泉に入って食事してから帰りの新幹線に乗ることにします。

昼過ぎですが、結構利用者がいて繁盛していました。サウナもあってさっぱりしました。温泉施設には有料の休憩所がありますが、食事の提供がないので駅内の別の食堂でカツカレーの昼食をとりました。一緒に注文した風呂上がりの生ビールがとてもうまい!

帰りは、山形新幹線で一気に東京へ。新庄延長開業時に増備されたE3系1000番台がやってきました。
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この日、東北新幹線は強風のため一部区間で運転見合わせや徐行運転があり、ダイヤが大幅に乱れていました。この列車も、併結相手であるやまびこ号の遅れにより、庭坂で10分ほど停車していました。その後も遅れが増えて、東京には30分ほどの遅れで到着しました。

やはり寒い日に温泉は温まりますね。今日はローカル線に温泉と、列車の旅を満喫できた一日でした。

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2009年2月20日 (金)

米沢駅のディーゼルカー

米沢では少し時間があるので、米坂線の車両を撮影してみました。米坂線では、3月のダイヤ改正から国鉄時代の車両が引退し、新型車両に統一されますが、一足早く一部の運用はキハE120やキハ110で運転されています。
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1129D(右) 2009年2月8日 10:30 米沢駅

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1129D 2009年2月8日 10:12 米沢駅
以前はキハ110とキハE120のペアによる編成が組まれていましたが、最近ではキハE120だけの2両編成が組まれているようです。

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キハ58・28 2009年2月8日 10:28 米沢駅
国鉄急行色のキハ58は奥の留置線でエンジンを止めてお休みしてました。

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キハ52 137   2009年2月8日 10:15 米沢駅
坂町から乗ってきたキハ52の編成は、キハ58と縦列に停車し、給油を受けています。

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キハ52 137をホーム側から  2009年2月8日 10:27 米沢駅
Dsc_0199
2009年2月8日 10:31 米沢駅
国鉄時代の塗装3色4両がそろいました。

撮影はこれで終わらせ、このあとは冷えた体を温めるべく温泉へと向かいます。

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2009年2月18日 (水)

米坂線キハ52でローカル線の旅

「SL春さきどり号」でちょっと間があいてしまいましたが、「ムーンライトえちご」新潟到着後の話です。

「ムーンライトえちご」で新潟に着いたあと、米坂線に乗るべく坂町へと向かいます。米坂線は、昨年10月と今年1月に撮影に来ていますが、外から走り去る列車を見送っていると、やはり今度は乗りたいと思います。米坂線は過去に全線乗ったことがあるし、今年1月の時も短区間だけ乗りましたが、キハ52がなくなる前にもう一度乗っておきたいと思い、今回新潟に来たわけです。

5時前の新潟駅に着いたムーンライトえちごですが、村上行き快速がすぐに接続しているものの、これに乗ったところで坂町での待ち時間が増えるだけ。そこで、新潟駅前の”ロイヤルホスト”(24時間営業のファミレス)で朝食を兼ねた休憩をして、新潟6時01分発の各駅停車新発田行きに乗りました。新発田では酒田行きに乗り換えて坂町へ。

坂町ではお目当てのキハ52がいました。うれしいことに国鉄色のキハ52とタラコ色キハ47が待機しており、撮影してからキハ52のほうに乗りました。車内中ほどのボックス席に座ります。
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坂町駅で待機する1128D 2009年2月8日 7:11
編成は、先頭(米沢寄り)からキハ52 137+キハ47 515の2両編成。やや遅れ気味だった特急いなほ2号の接続を受けて、1分遅れで発車しました。車内は、キハ52お名残り乗車と思われる人ばかりでした。
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キハ52 137の車内。米坂線のキハ52は、ドア付近のロングシートを延長した車両もありますが、この車両は原型の座席配置で、運転室後ろの”展望席”もありました。ただ、トンネル区間では助手席側もカーテンを下ろされていましたが・・・。
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こちらは、キハ47 515の車内。乗客はキハ52に集中して乗っているので、1組しか乗っていません。青色の座席で国鉄時代のイメージを残していますが、乗降ドアはボタンで開閉するタイプになっています。

新潟・山形県境に向けて進むにつれて吹雪となりますが、こんな中でも列車の撮影をしている人が多くいます。寒い中ご苦労なことで…と思いましたが、思えば先月は私もあっち側にいたのでした。

越後金丸で列車交換があります。対向列車も国鉄色キハ52の編成でした。
Dsc_0169
1123D(左)と列車交換。2009年2月8日 7:43 越後金丸駅
交換相手はキハ52 127でした。

列車は山形県に入り、沿線では列車の撮影に適した撮影ポイントが多い区間になりました。私自身も撮影に来ましたが、今日も多くの人で賑わっています。峠越えの区間を過ぎて羽前椿で7分の停車。列車交換があるわけではないのですが、羽前椿始発の先行列車が10分前に発車しているので運転間隔を調整するための停車でしょうか。

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1128D 2009年2月8日 8:45 羽前椿駅
羽前椿から約10分の今泉でも、24分の長時間停車があります。もちろんこの時間は撮影タイム。みんなカメラを持って列車を降ります。
Dsc_0180
1128D 2009年2月8日 9:05 今泉駅
ずっとキハ52のほうしか撮影していなかったので、跨線橋の上からキハ47も撮影。
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1128D 2009年2月8日 9:04 今泉駅

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1月15日の記事で”後ろの列車が国鉄色のキハ52だったらなぁ・・・”と書いた古い乗り場案内も、今回キハ52をバックに撮影できました。ここだけ見たら、昭和3~40年代!?まあ、後ろの近代的な建物は目をつぶるとしましょう。

今泉を出ると、平坦な地形をゆっくりと進むわけですが、吹雪のため視界が非常に悪くなっています。それでも、このくらいの雪なら列車の運行にはあまり影響はないようで、数分遅れたものの5分くらいの遅れだけで終点米沢に到着です。

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2009年2月16日 (月)

千葉にC57がやってきた!春さきどり号を撮る(SL編)

「DL春さきどり号」が通過すると、撮影していた人はみんな撤収してしまいます。このあと「SL春さきどり号」の通過までまだ2時間ほどあるので場所を移動するのでしょう。私はこの場所に残ります。他に一名の人が残りました。みんないなくなったため、このポイントでは一番の特等席と思われる場所に三脚を立てることができました。

折りたたみイスを広げ、やってくる列車を撮影しながら時間をつぶしました。
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165M 2009年2月14日 11:18 五井~姉ヶ崎

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8012M さざなみ12号 2009年2月14日 12:27 五井~姉ヶ崎
後追い撮影なのですが、なぜかヘッドライトを点灯していました。

Dsc_0681
171M 2009年2月14日 12:31 五井~姉ヶ崎
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173M 2009年2月14日 12:41 五井~姉ヶ崎
Dsc_0688
177M 2009年2月14日 13:19 五井~姉ヶ崎
113系普通列車を3種類…。それぞれにヘッドライトの位置が微妙に違っていたり、タイフォンの位置も上か下かで違っています。同じ塗装・同じ形式が次々やってくると食傷気味になりがちですが、113系ではこのような変化や編成両数にバリエーションがあって楽しめます。一方で、211系は全然姿を見せません。ここに来るとき、千葉駅では211系がたくさんいたんですが、逆にいえば113系を撮影するなら今がチャンスというところでしょうか。

SL通過の30分くらい前から、沿線にはギャラリーが増えてきました。小さい親子連れのみならず、中高生くらいの家族連れも、みんな携帯電話のカメラやコンデジを構えてSLが来るのを今か今かと待っています。
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普段は鉄道ファンしか沿線でカメラを構えることのないところで、老若男女を問わず列車の通過を待つ、なんかほのぼのとしたいい雰囲気です。

そして、「SL春さきどり号」の露払い的な先導列車「快速春さきどり3号」が通過していきました。
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9133M 快速春さきどり3号 2009年2月14日 13:22 五井~姉ヶ崎
485系がヘッドマーク付きで走ってくれるのだから、これだけでも撮影する価値はあるかと思いますが、やはりこのあとのC57 180の前ではかすんでしまう・・・??

そして!五井駅のほうから汽笛が聞こえてきました。時計を見ると五井駅に到着する時刻。どうやら定時に運転されている様子です。その後五井発車と思われる長い汽笛が鳴り、その後も断続的に聞こえてくる汽笛がだんだん近づいてきました。ゆっくりと黒い車体が近づきます。

Dsc_0694
9121レ SL春さきどり号 2009年2月14日 五井~姉ヶ崎
蒸気列車の撮影は慣れていないため、電車や気動車と同じ感覚で撮影して、煙が画面から切れてしまいましたが、とりあえずC57 180の牽引する列車を撮影できました。
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C57 180をアップで。DLの青いヘッドマークに対して、SLは黄色いヘッドマークでした。

SL通過後は撮影機材を片づけて撤収します。列車は姉ヶ崎では45分停車するので後続の電車で追っかけ撮影ができますが、私はこのあと別の用事があるためこれで終了です。駅に戻る途中では、DL春さきどり号の本務機であるDE10がゆっくりと通過していく様子を撮影できました。
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DE10回送 2009年2月14日 13:44 五井~姉ヶ崎

ところで、五井駅では今回のC57運転を記念して記念入場券が発売されました。
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立派な台紙に、懐かしい硬券入場券が付いています。今は切符の収集はしていないので買うつもりはなかったのですが、久しぶりに見た硬券入場券に思わず一枚お買い上げとなりました。

トラックバックさせていただいているTOMOさんの「TOMOの鉄日誌」によると、木更津では車両基地が開放され、機関車の撮影ができたそうでした。こっちも行きたかったなぁ…。

D51 498の早期完全復帰を願いつつ、今年は一度、C57 180の地元である磐越西線での撮影にも行ってみようかなと思ったことでした。

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2009年2月15日 (日)

千葉にC57がやってきた!春さきどり号を撮る(DL編)

2007年から運転されている毎年2月の内房線でのD51 498によるSL列車。今年で3回目を迎え、恒例行事になりつつありますが、今回はD51 498の故障ということで、代わりにC57 180が新潟からやってきてくれることになりました。

入院中のD51には悪いのですが、正直言ってJR東日本のいろいろな路線で運転されているD51を、東京に近くて混雑必至の内房線でわざわざ撮影に行こうとは思っていませんでした。が、磐越西線がホームグラウンドで、新潟地区以外での出張運転実績があまりないC57 180の登板ということになり、こんな機会は滅多にないだろうと撮影に行ってきました。

2月14日、横須賀・総武快速線で千葉へ向かいます。季節はずれの暖かさは、今日撮影する「春さきどり号」の列車名にふさわしい気候ですが、強風で内房線の一部区間で運休や遅れが出ているのが気になるところ。千葉で内房線の各駅停車に乗りかえて五井で下車します。

内房線沿線で撮影をするのは初めてなので撮影地はネットの情報や地図で調べてみました。五井~姉ヶ崎間の養老川橋梁は有名撮影地だそうで、とりあえずここで撮影することを考えます。五井駅で降りると早速小湊鉄道のキハ200に目がいきます。
Dsc_0700
カラカラと鳴るエンジン音を聞いているとそちらも大いに気になりますが、そちらはまた3月にでも改めて行くとして、今日はまっすぐ内房線の撮影地に向かいます。

線路沿いに姉ヶ崎方面へ歩いて行くと養老川の手前で国道297号線と交差するポイントがありました。国道は線路をアンダーパスしています。ここは、養老川橋梁よりも線路に近づけるので、ここで撮影することにしました。
まずは来た列車を。
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161M 2009年2月14日 10:43 五井~姉ヶ崎

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162M 2009年2月14日 10:47 姉ヶ崎~五井

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163M 2009年2月14日 10:50 五井~姉ヶ崎
211系が転属してきて久しい房総各線ですが、意外にも来る普通列車は113系ばかり。列車本数も多いので撮影を楽しめます。

Dsc_0658
10M さざなみ10号 2009年2月14日 10:50 姉ヶ崎~五井
上の写真の163Mが通過した後、すぐにさざなみ10号が通過しました。普通列車はほぼ時刻通りの運転でしたが、さざなみ10号は約30分ほどの遅れです。

Dsc_0660
2853F 2009年2月14日 10:59 五井~姉ヶ崎
E217系の更新車。そういえば、E217系の自動放送、昨年の12月1日に聞いて以降一度も耳にしていません。何か不都合でもあったのでしょうか・・・?

しばらくすると、遠くからC57の汽笛が聞こえてきました。いよいよ「DL春さきどり号」の通過です。
Dsc_0665
9120レ「DL春さきどり号」 2009年2月14日 11:10 姉ヶ崎~五井
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牽引機DE10 1665をアップで。赤い車体に青いヘッドマークが映えますね。
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C57 180は後補機でしたが、汽笛を鳴らすなどのサービスがありました。

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2009年2月11日 (水)

臨時列車化直前!「ムーンライトえちご」に乗る

来月に迫ったJRのダイヤ改正。「富士・はやぶさ」の廃止が目立っていますが、夜行列車では「ムーンライトえちご・ながら」も春夏冬休み期間中を中心に運転する臨時列車化され、毎日運転の定期列車ではなくなってしまいます。”えちご”には165系の時代から何度か乗っていますが、今回は定期列車である今のうちにもう一度「ムーンライトえちご」に乗ってみることにしました。

実は、最初は「はやぶさ」の個室寝台ソロに乗ってみたくて、1か月前に窓口に並んでみたのですが満席で買えず、このムーンライトえちごを代案としていました。「はやぶさ」発車の1時間前にもう一度窓口に聞いてみましたが変わらず満席。これで、今回の新潟行きが決定しました。

2月7日23時前、新宿駅。夜食のおにぎりと寝酒のキリン氷結とつまみを持って5番ホームに行くと、すでにドアを開けて乗客を待っています。

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新宿駅で発車を待つ「ムーンライトえちご」485系6両編成。
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新宿駅で見られる「新潟行き」表示も、来月からは特定日しか見られなくなります。

1分遅れで新宿駅を発車し、すぐに池袋停車。そのあとで車内改札がありました。大宮を出ても車内は半分も乗っていないでしょうか。車内灯が減光されたので寝ようとしますがそう簡単に眠りにつけるものでもありません。
そのうち、26分停車の高崎に到着するのでカメラを持ってホームに降りてみました。ここでは、後続の急行「能登」との並びを見ることができます。
Dsc_0148
「能登」も国鉄特急色の485系を使用していますが、こちらはボンネット先頭車。車齢を考えると近いうちに車両の置き換え、あるいは列車そのものの廃止も考えられ、一度明るいうちに撮影しておきたいものです。

高崎を出ればもう乗ってくる人もなく、隣の席も空席のままだったので、2席使って横になりました。そのためか、普通に座席に座った状態で一晩過ごすよりはよく眠れた気がします。起きて顔を洗いに行ったのは新潟到着の手前で。まだ夜が明ける前の4時51分に、終点の新潟駅に到着しました。

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2009年2月 8日 (日)

摩周湖・屈斜路湖とSL

今日も朝から温泉に入って、和食バイキングの朝食をいただきます。昨日の記録的な暖かさから一転、今朝は氷点下の冷え込みです。それでも、マイナス20℃まで下がる北海道にあって、今日のマイナス3℃はそんなに寒くないほうでしょうか?

今日はまず屈斜路湖から行ってみます。川湯温泉から車ですぐのところにあり、お土産屋さんも営業しています。昨日溶けた道路の雪が今日は凍結しており、かなり危険な状態。金属金具のついた靴をしっかり氷にかませて歩かないと転倒してしまいます。ここにはたくさんの白鳥が泳いでいました。
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凍るような湖水で泳ぐ白鳥を見てると、こっちがより寒く感じてしまいます。しばらく外にいましたが、暖房の効いたお土産屋さんに逃げ込みました。

そのまま先に進み、次は摩周湖へ。摩周湖はもう何度か来ていますが、冬の摩周湖は初めてです。霧で見えないことが多い摩周湖ですが、今日はすっきりとはいかないまでも、うっすらと凍る湖面を見せてくれました。
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さすがは北海道でも有数の観光地、夏に比べると観光客はすくないものの、観光バスもやってきてそれなりに賑わっていました。

さて、摩周湖を後にしたのが午前10時過ぎ。このあとの予定は特に考えていなかったのですが、釧路湿原の近くまで行けるかなと、とりあえず車を走らせてみました。実はまだこのとき、釧網本線でSLの運転があることは知らず、この移動中のラジオで、今日から運転がはじまることを知ったのでした。時間も知らなかったので、うまくいけば見られるかなと思いつつ、途中のシラルトロ湖の景色のよいビュースポットがありここから写真を撮ると向こうに阿寒富士が見えました。
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もう少し車を進めると、塘路付近でSLとすれ違いました。窓を開けると石炭のにおい。時刻などは調べていなかったので見られればいいなとは思っていましたが・・・。せっかくだし、時間的にそろそろ戻る方向へ向かわなければならないので、SLの後を追うように来た道を戻ります。SLはかなりゆっくりとしたスピードで走っており、車の流れに合わせて走るスピードで十分に追いつきました。ちょうど機関車と並走する位置にいたので助手席の連れに写真を撮るようお願いします。
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機関車にかかってしまった電柱が残念でしたが、車で走行中、しかも鉄道写真なんて撮ったことがない連れが撮影したのでこれはやむをえません。むしろ、初めてにしてはよくとれたんじゃないかなと思ったりします。
でもここまできたらしっかりとした写真を撮影したいと思い、標茶駅に立ち寄って撮影したのは当ブログ1月24日の記事「SL冬の湿原号」のとおりです。

予定になかったSL列車の撮影ができて満足し、帰りの飛行機に乗るべく女満別空港に向かいました。帰りは美幌峠を通る、空港への最短コースを走ります。美幌峠は、昨日は吹雪で午後から通行止めになっていたところで、やはり積った雪の高さが他とは違います。峠の頂上にある道の駅では、屈斜路湖が一望できました。
Img_2499
凍結路面は上りよりも下りのほうが怖くて、ちょっと強いブレーキを踏むと簡単に滑ってしまいます。飛行機の時間が気になりつつも慎重に運転して空港へ。近くのセルフスタンドで給油して車を返すと飛行機の出発時間1時間前を切っていました。それでもレストランでの食事とお土産を買って、荷物を預けてとやるべきことはひとつづつ片付けていき、たいして待たずに搭乗の時間となりました。

離陸すると、さっき車で走っていた美幌峠のクネクネした道路がはっきりと見てわかります。ほんの1時間半くらい前まで走っていたところを、今飛行機の機内で上空から見下ろしていると思うとなんだか変な感じ。あっという間の3日間の北海道旅行でした。

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2009年2月 6日 (金)

雨の網走・川湯温泉

早朝、まだ外が暗いうちに目が覚めました。そして、時計を見てもう一眠り。休みの朝の至福の時…。テレビをつけるといつもの朝のニュース番組が流れていますが、天気予報の「このあとは各地からお届けします・・・」のあと、画面が切り替わって地方のスタジオから放送されるのも旅先ならではです。

起きて朝風呂に入った後、朝食ですが、夕食で食べきれないほどのカニが出た民宿だけあって、朝食も半端じゃありません。
Dscf0013
味噌汁は、カキがたっぷり入ったものと、岩のりの2種類の味噌汁がでました。カキは画面左上の四角い小鉢にもあり、昨日の夜からここにきていったいいくつのカキを食べたことやら・・・。

9時半ごろにチェックアウトし、雨の降る中しばらくサロマ湖畔をドライブ。夏なら山の上にあるサロマ湖展望台に行ってサロマ湖を一望する景色を見ていたでしょうが、道路が冬季通行止めのため行くことができないので、湖畔から眺めるだけです。

今日は11時に出港する網走の流氷観光船おーろら号を予約してあります。流氷はまだ遠くにあり、今回は見ることができないものの、能取岬遊覧となるそうで、せっかくだから乗ってみることにして、乗り場に行って乗船券を購入しようとすると、11時の便は強風のため欠航とのこと。残念ですがここではソフトクリームだけ食べて次へ向かうことにしました。

とはいえ、代わりのプランは考えてなく、冬のためあまり見どころもありません。とりあえず今日泊まる川湯方面に車を走らせ、オシンコシンの滝に行ってみることにしました。オシンコシンの滝は知床半島のウトロに向かう途中の国道沿いにある滝で、夏なら観光バスも押し寄せる人気スポットです。斜里から知床国道に入ると、次第に風と雨が強くなってきました。とても滝見物するような天気ではないですが、ほかに行くところもないし、そのまま車を走らせます。
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夏に来れば、滝のしぶきが涼しげで心地よく、晴れればオホーツク海がとても青くて素晴らしい景色なのですが、どんよりとした空に吹き付ける強い風とみぞれ・・・ほかに観光客もなく、売店も閉まっていて寂しげです。ここでは写真を撮っただけですぐに車に戻りました。

車の中でラジオを聴いていると、今日は全道的に気温が高く、小樽では10℃を超えたと言ってました。確かに、この時期北海道で雨に降られるとは思っていませんでした。せっかく北海道に来たのに残念ですが、今日のこの強風で気温が低ければ吹雪になって身動きができなかったかも知れません。

昼食は、釧網本線止別駅のラーメン喫茶「えきばしゃ」でラーメンを食べることにします。Img_2485
古い駅舎の一部をラーメン屋として営業しており、観光客や鉄道好きにもそこそこ名の知れた店でもあります。辛めのラーメンを食べたら暑くなり、季節錯誤の半そでシャツで汗をかきながら完食しました。

おなかもいっぱいになり、体も温まったところで今日の宿泊地、川湯温泉に向け出発します。雪に覆われた白い大地を見ながらドライブを楽しみます。冬は確かに見どころは少ないかもしれませんが、こういった真っ白な大地を見るのもまたいいものです。

川湯温泉はこじんまりとした温泉街があり、観光ホテルや旅館が並んでいます。チェックインの前に、「川湯相撲記念館」に立ち寄ってみました。ここ川湯出身の横綱・大鵬と大相撲に関する資料が展示してあり、相撲ファンでなくても楽しめました。ちょうど大相撲初場所の最中で、夕方ということもあり館員の人は相撲中継を見ていました。

日も暮れたころにチェックインし、まずは温泉へ。川湯温泉は草津と同じような成分の強い硫黄泉でよく温まります。温度別に3つの浴槽があって、低温の浴槽から順に入って行きました。風呂からあがって休憩した後は夕食です。今日はポークキムチ鍋がメインの料理。昨日は海産物だったので、肉がとても美味しく感じました。

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