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2009年3月16日 (月)

東海道ブルートレインの廃止によせて

3月14日のダイヤ改正で廃止となった寝台特急「富士・はやぶさ」の最終列車は、各駅で大勢の人に見送られ、ニュースでもあちこちで取り上げられていました。鉄道が好き嫌いにかかわらず、それだけ人々の注目を集めていたということでしょう。(ちなみにその時間、私は仕事に追われていて、そんなことすっかり忘れていました…。)

ただ、当然ながら”昔懐かしい”といったようなノスタルジーだけで運行を継続できるほど現実は甘くなく、古い開放式寝台の編成ではありふれた表現ですが、時代に取り残された存在だったのかと思います。

じゃあ、「カシオペア」や「サンライズ」など、なぜJRは九州ブルトレに乗りたいと思うような列車を入れなかったんだという意見もあるでしょうが、JR各社の思惑もあるでしょうし、私のように九州ブルトレを利用したことのない一趣味人が会社の経営方針に意見することもどうかと思うので、そういった議論は他に譲るとして、ここは廃止となったブルトレを振り返るとでもしましょうか。
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こちらは2000年ごろの品川駅客留線です。単独運転のはやぶさ・富士のほか、右奥には編成をバラされた客車も写っています。今ここに残るのは左側のサンライズ瀬戸・出雲のみとなってしまいました。

唯一の東京発寝台特急となったサンライズエクスプレスには、今後も末永く頑張ってほしいものです。

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コメント

品川車両基地は、国鉄末期まで東京発着ブルートレインのうち「あさかぜ3/2号」「瀬戸」の24系を除くほとんどを受け持っていたのを覚えています。国鉄末期には「富士」「はやぶさ」の24系や「さくら」「みずほ」などの14系基本編成が九州などに移管され、残った「出雲」「あさかぜ1/4号」の24系も「サロンエクスプレス東京(→ゆとり)」や「江戸」ともども尾久車両基地に所属を移し、品川車両基地は無配置となっています。「はやぶさ/富士」の最後の牽引機はEF66形でしたが、EF65PF形が東京発着ブルートレインをすべて牽引していたのがいい思い出です。自分は蒲田-川崎間の歩道橋で雨の中「はやぶさ/富士」上り最終を待っていましたが、その歩道橋には鉄道マニアに限らず、老若男女といった感じで集まっていました。ちなみに東京発着ブルートレインの客車で自分が一番好んでいたのは、シングルデラックス(A寝台1人用個室)のオロネ25形(→オロネ15形)でした。
一方、上野発着の寝台特急は「カシオペア」「北斗星」「あけぼの」「北陸」の4列車だけですが、東北新幹線が新青森まで延伸されると「あけぼの」も危ないような…。新た牽引機としてEF510形が導入される「北斗星」「カシオペア」は、当分安泰そうな感じです。

投稿: 妖精転生 | 2009年3月16日 (月) 23時50分

妖精転生さんも、最終列車は沿線で見送った一人なんですね。私は本文にあるとおり、それすら忘れさせるくらい仕事していました…。

「あけぼの」はもちろん、北陸新幹線ができたら「北陸」もなくなるかもしれませんね。これだって、なくなると決まったら連日満席となりそうなので、予約のとりやすい今のうちに乗っておきたいものですね。

投稿: ひで | 2009年3月19日 (木) 00時31分

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