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2009年4月 8日 (水)

お座敷列車「華」に乗る

「ジョイフルトレイン」といったら、今はお座敷列車が主流。靴を脱いで畳でくつろげる日本ならではの列車といえるでしょう。

さて、人気のあるこのお座敷列車、通常は団体専用列車として運転されているので、なかなか個人では乗る機会がありませんが、多客期には臨時列車として運転されており、この場合は指定券を買えば誰でも乗ることができます。そこで、その臨時列車でお座敷列車の旅を楽しんでみました。

今回乗ったのは、中央線で運転される「桃源郷パノラマ号」新宿発甲府行きです。485系”華”が使用されています。
Dsc_0745
この列車、以前は「パノラマエクスプレスアルプス」で運転されていました。列車名に”パノラマ”という名称が入っているのは、その名残なのでしょうか。

Dsc_0747
車内はレール方向に長テーブルがあり、座イスが”座席”となります。テーブルの下は掘りごたつとなっているので、足を伸ばして座れます。
朝食のおにぎりやコーヒー、お茶などを買い込み、テーブルの上に並べました。なんだか旅館の部屋にいるようです。
Dsc_0767
お座敷の座席表示。テーブルに番号が振られています。

上の写真では誰も乗っていませんが、このあと発車時刻までに乗客が集まってきました。みんなリュックを背負って、これからハイキングでも行くような格好です。

新宿発は8時02分。三鷹、立川、八王子と中央線主要駅に停車していくと、だいたい9割くらいの席が埋まりました。客層のほとんどは中高年ハイキング客で、お座敷列車と温泉などがセットになった日帰りプランがあるようです。

八王子を出ると、次は塩山までドアが開きません。ただし、途中猿橋で特急列車の通過待ちのための運転停車がありました。Dsc_0751
勝沼ぶどう郷駅の前後は桜がきれいな区間。桜はちょうど見ごろで、車内からもその様子を見ることができました。

このあと、各停車駅で乗客を降ろし、車内もすいてきたので先頭車両の展望席に行ってみました。ここはソファーがおかれ、前面展望を楽しむことができます。ここでしばらく先頭の様子を見ていると、酒折でまた運転停車。やはり特急列車の追い抜きですが、停車中に反対方向からも上りの特急がやってきたので撮影してみました。
Dsc_0766
このあと、下り特急に追い越されて酒折を発車。そして、終点の甲府には10時20分に到着しました。

甲府に着いたら、隣のホームにはこんな列車が・・・。
Dsc_0768
今日は旧型客車による「レトロ桃源郷号」の運転日なのでした。沿線でこの列車の走行写真撮影もしたいところですが、今日は私の単独行動ではないので、1枚駅撮りしただけにしました。

このあとは、駅隣接の鶴舞城公園を散策したり、ほうとうを食べたり、勝沼の温泉に入ったりと、鉄道趣味以外の山梨の春を楽しんだのでした。

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コメント

中央本線におけるこの種の臨時列車、例えば「しんせんやまなし号」は「パノラマエクスプレスアルプス」(165系)が167系メルヘン編成を挟んだ10両編成で運転されていたのを覚えています。その「アルプス」、現在は富士急行に移り、2000系となって「フジサン特急」として活躍中です。しなの鉄道の169系とともに今や貴重な165・169系として注目でしょうか。
お座敷車両などのジョイフルトレインは、JR東日本ではすべて電車か気動車です。客車(機関車牽引)は「ゆとり(もとサロンエクスプレス東京)」の引退でJR東日本から姿を消しており、JR西日本は「サロンカーなにわ」「あすか」などが健在です。

投稿: 妖精転生 | 2009年4月10日 (金) 00時32分

華は、めずらしい電車ですよね。
ぼくも八王子で1回みたことがあります。

投稿: かいと | 2009年8月 6日 (木) 13時56分

“華”は普通の電車では見られない形ですよね。関東地方のいろいろな路線で走っていますよ。

投稿: ひで | 2009年8月 8日 (土) 00時37分

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