郵便物の種類には、第一種から第四種まであるのをご存知ですか?
第一種は普通の封書(手紙)、第二種ははがき、第三種は日刊・週刊・月刊などの定期刊行物(新聞・雑誌など)、第四種は通信教育の郵便というように、分かれているようです。
同じように、踏切にも設備によって第一種から第四種までわかれているんですね。
第一種:警報機・遮断機付きの踏切
第二種:踏切警手(係員)のいる踏切で、時間を限定して遮断機を扱う踏切
第三種:警報機はあるが、遮断機がない踏切
第四種:警報機も遮断機もない踏切
このうち、第二種は今はもうないそうです。だいたい踏切といったら第一種を思い浮かべるかと思いますが、交通量の少ない地方や山間部を走る路線では、第三種や第四種踏切を結構目にします。
そんな、どちらかといったらローカル線のイメージがある第三種踏切を、東京の荒川区で見つけました。と言っても、都電荒川線のものではありません。
田端操車場と三河島駅の間にある常磐貨物線の踏切、先日E233系の配給列車を撮影した場所ですが、この踏切は貨物線とはいえ都区内のJR線にもかかわらず、遮断機のない第三種踏切なのでした。
ごらんのとおり、警報機はありますが、遮断機はありません。
正式名称は「日暮里八丁目二号踏切」というそうです。
場所は京成電鉄と日暮里舎人ライナーの高架に挟まれた区間で、車は通れませんが、歩行者・自転車の通行は少なくありません。
遮断機がないので、中には警報機が鳴っているのに踏切を渡る人もいましたが、ここは列車も低速で通過しているので今まで大きな事故などもなかったのでしょう。もしそんな事故があったとしたら、この踏切はすでに遮断機がつけられているか、廃止されているでしょう。
そんな小さい踏切で通過する貨物列車を撮影しました。
2082レ 2009年6月18日 16:04 田端(操)~三河島
8073レ 2009年6月18日 16:26 三河島~田端(操)
通過する列車も多くて撮影を楽しめます。また日を改めて来てみたい場所でした。
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