定期運用時代の583系
今週はもう一つ583系のネタでいきます。
583系といえば、昼は座席、夜は寝台で昼も夜も運転できる高度成長期の時代の産物とも言えます。高校のころの夏休み、東北ワイド周遊券で旅行した際に583系の座席と寝台列車を乗り継ぐという、今思えば何とも贅沢な旅程を組んでいました。
盛岡から乗った特急「はつかり」、当時583系はごく一部のはつかりのみ運用されていましたが、多客期には臨時特急として多数の臨時「はつかり」に583系が運用されていました。正直言って特急列車として乗るなら、固定ボックスシートの583系よりもリクライニングシートの485系に乗りたかったのですが、定期列車の「はつかり」は混んでいたので、すいていた臨時の「はつかり」に乗ったのでした。
臨時で、しかも9両編成のためか発車後もすいていて、青森まで1ボックスを1人で使えてゆったりできました。
そして、青森では少しだけねぶた祭りを見て、帰りに乗ったのが寝台特急「ゆうづる」でした。ねぶた祭りの混雑期なので、寝台は中段しかとれませんでした。中段はかなり狭く、あぐらをかいて座ることもできません。小窓はありますが外の景色も見づらく、おおよそ快適とは程遠いものでした。人生初の寝台列車だったのですが、いくら名車とはいえ583系の寝台列車にはもう乗りたくないなと思ったものでした。
583系はつかり 1997年2月 盛岡駅
今残っている583系もかなり車齢が高いかと思いますが、今後もイベント列車などで一つでも多くの走行シーンが見られればと思います。
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