「トロッコファミリー号」の旅
先日は1992年の佐久間レールパーク展示車両の写真を記事にしましたが、今日はその行き帰りの様子を。
行きはトロッコファミリー号に乗るため、品川始発の東海道線一番電車に乗って出発します。沼津・静岡・浜松と乗り換え、豊橋に10時前に到着。豊橋駅の飯田線ホームは頭端式となっており、客車列車であるトロッコファミリー号は上野駅地平ホームのように推進運転で入線してきます。
10時12分に発車し、トロッコ車両には豊川から乗車できます。が、この日は雨のためトロッコには乗れず指定券は払い戻しとなりました。トロッコに乗れなかったのは残念でしたが、代わりに旧型客車の旅を十分に楽しめました。途中の新城では23分の停車。駅前の商店でお菓子などを買い込みます。まだ春休み期間としては早いのか、あまり乗客はおらず、がらがらの旧型客車と言い、長時間停車と言い、現役時代を知ることのなかった昔ながらの列車の旅を味わえたのは貴重な体験でした。
トロッコファミリー号 1992年3月21日 新城駅
この日の牽引機はEF58 157号機でした。
帰りの電車は、「ゆうゆう東海」による臨時快速です。
ゆうゆう東海佐久間レールパーク号 1992年3月21日 中部天竜駅
「ゆうゆう東海」は、165系を改造したジョイフルトレイン。ジョイフルトレインといえば、グリーン車扱いとなることが多いのですが、このゆうゆう東海は普通車の座席だったため、臨時快速で運転されるときは指定席券だけを買えば青春18きっぷでも乗れるお得な列車でした。しかも、うれしいことにこの列車は静岡行き。豊橋や浜松で乗り換える必要がありません。
そんなわけで、金のない貧乏学生でしたが特急車両と同じリクライニングシートに座って、のんびりと帰りも列車の旅を楽しめました。そして、静岡駅ではうまい具合に急行「東海」間合いの165系普通列車東京行きに接続しており、中部天竜から品川まで、1回の乗り換えで165系だけに乗って帰ってくることができました。
お金はなかったけど、何とも贅沢な日帰り旅行だったなと今は思います。名古屋の鉄道博物館がオープンしたら、ぜひそちらにも行ってみたいですが、さすがにそのときは新幹線で行くでしょうね。
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