時刻は11時をすぎ、サンダーバーズの展示飛行が近づいてきました。しかし、先ほどから降ってきた雨が次第に強くなってきて、もはや小雨とは言えないくらいの雨脚となってしまいました。5年前のこともあり、サンダーバーズのパイロットには雨男でもいるんじゃないかと思ったりしてしまいます。
展示飛行は中止になってもおかしくない天候でしたが、そのうちサンダーバーズが持ち込んだと思われる音楽が流れはじめ、やがて英語によるアナウンスが始まり期待を持たせます。そして、日本語通訳のアナウンスが、これからサンダーバーズの展示飛行が開始することを告げました!
機体周りではウォークダウンが行われ、エンジンスタート。そして、滑走路に向かってタキシングします。その頃、雨も小降りになり、うっすらとですが日も差してきました。
離陸は、ブルーインパルス同様最初に4機が、そしてソロが1機ずつ、続いて離陸します。
6機編隊で飛ぶサンダーバーズ。初めて見た感想は、とにかく速い!F級戦闘機(F-16)を使用しているため飛行中のエンジン音も大迫力。傘をさしている人が多いので会場内を見渡しにくいのもありますが、エンジン音が聞こえてきて近づいてきたかと思ったらもう目の前を通過していく…そんなことが何度かありました。
サンダーバーズのスモークは薄いので、今日のような天気ではあまり目立ちませんでした。スモークで大空に絵を描くブルーインパルスのスモークを見慣れた目にはちょっと物足りないような気もします・・・。
持ち直してきたかと思われた天気も、時間が経つにつれてまた強い雨になってきました。あいにくの天候のため、プログラム通りの飛行はできなかったようですが、それでも、この天気の中、よくぞ飛ばしてくれましたという感じです。
さて、サンダーバーズが着陸したあとは雨も土砂降り。人が少なくなったところで青い特別塗装のT-4を撮影します。
この特別塗装機は、T-4展示飛行でも飛んでいました。もともと“ドルフィン”という愛称があるT-4ですが、この塗装だとよりそのイメージに近い気がします。キャノピーの下にある日の丸が目に見えたり…。
ずらりと並んだT-4の奥にはE-767が…。こうしてみると、カルガモの親子に見えなくもない!?
エア・フェスタはまだ続きますが、雨も強く降っているし、午後の展示飛行は救難展示のみなので、少し早いのですが会場を離れることにします。同じように考える人が多くて会場出口では混雑で外に出るのに時間がかかりました。浜松駅直行のシャトルバスも長蛇の列なので、来る時に降りたバス停からバスに乗ることに。しかし、そのバス停もすでに多くの人が並んでいます。そこで、二つ前のバス停まで歩いて、そこから乗ることにしました。
時間どおりに来なかったものの、来たバスは空いていて難なく座れました。そして、つぎのバス停では積み残しが出るくらいの混雑。歩いていてよかった~。
この日はエア・フェスタ関連の渋滞でバスもかなり遅れており、来る時は30分ほどだった時間が帰りはたっぷり1時間かかりました。靴も靴下もびっしょり濡れてしまいました。やれやれ。
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