新型成田エクスプレスに乗る~NZ旅行記(1)
一人で乗り物趣味を楽しんできた私も、昨年結婚しまして、このたび新婚旅行というものに行ってきました。行き先は日本とは季節が逆のニュージーランド。その旅日記のプロローグとして昨年より運転を開始したE259系成田エクスプレス乗車記からスタートします。
2月12日、今回乗るのは成田エクスプレス25号で、新宿駅からの乗車です。
新宿駅に入線するE259系成田エクスプレス25号
今回は新婚旅行ということで、グリーン車を奮発しました。本当は航空機のほうをビジネスにしたかったんですが、そちらはあまりにも高いので…。
車内の床はじゅうたんで静かな車内を作っています。ただし、バブル全盛のころに登場した253系のグリーン車と比べると、ちょっとグレードが下がってしまったような気がします。あの頃のグリーン車といえば、横3列の並びが主流でしたからね。
お昼すぎの12時40分に発車するので、コンビニでおにぎりなどを買って乗車しました。山手貨物線ではあまりスピードを上げられず、五反田付近では隣の山手線に追い抜かれるシーンも。品川を出てから順調に速度を上げて東京到着。先に到着していた横浜始発の成田エクスプレスと連結して成田空港を目指します。
東京を出ると次はもう空港第2ビルなので新たな乗客はいません。私の乗っている6号車のグリーン車は10人にも満たない乗客数です。昼間はこんなものでしょうか。
国際空港へのアクセス列車として、253系と同じく大きなスーツケースを収納できるスペースがありますが、E259系にはセキュリティのためのロックがあります。スーツケースを持つ部分にコードを通して、ダイヤルで任意の4ケタの数字を設定し、ロックをかけると数字がすべて「0」になります。解錠する際はこのダイヤルを自分で設定した数字に合わせると開く仕組みになっています。設定した数字を忘れてしまった場合は終点まで開けることができないという注意書きがありました。
車内にはモニターが設置されています。車内設備や次停車駅など、列車に関する案内から、航空会社別の利用ターミナル(第1・第2)、出発便のフライトインフォメーションなどが放映されています。
もうひとつE259系の特徴として、車内でインターネットが使えるということ。公衆無線LANサービス(UQ Wi-FiまたはBBモバイルポイント)の契約が必要ですが、走行中の車内でもインターネットに接続できます。
ノートパソコンの代わりに、インターネット接続のできるニンテンドーDSiを持参して試してみました。アクセスポイントを検索して車内の案内にあったWEPキーを入力すると、御覧の通りインターネットが利用できます。トンネルなど、一部の区間では利用できないそうです。
車内販売でホットコーヒーを飲みながらくつろいでいるともう千葉をでました。すれ違う列車は211系や209系など、数年前とは大きくかわりました。そして、まだ先だと思っていた北総線経由の成田高速鉄道も今年の開業が迫り、成田空港への支線に入ると工事が進んでいる様子が見られます。
新型車両をいろいろ観察しながら列車は空港第2ビルに到着。私はここで下車となります。成田エクスプレスが運転を開始してから19年、成田空港のアクセス鉄道は新しい局面に来ていると言えそうです。
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コメント
E259系が活躍を始めた成田エクスプレスは、3月からはさらにE259系が増加するうえ、大船・横浜系統は武蔵小杉・品川駅、新宿・大宮・高尾系統は渋谷駅にそれぞれ全列車が停車するというニュースです。E259系の天井に吊られたモニターは「N'EXトレインチャンネル」と呼ばれるもので、E233系などのトレインチャンネルの成田エクスプレス版という位置付けだとか。車内でインターネットが使えるサービスといえば、新幹線N700系があります。初代N'EXの253系は一部で廃車が出ています。
※ちなみにこのコメントも、ニンテンドーDSiからの書き込みです。
投稿: 妖精転生 | 2010年2月21日 (日) 19時45分
成田エクスプレスの渋谷と武蔵小杉の全列車停車は、新型スカイライナーの利用が不便なエリアの乗客に利用してもらおうということでしょうね。
ところでDSでの文字入力、タッチペンで直接書けるとはいえ、どうも私は苦手です…。
投稿: ひで | 2010年2月23日 (火) 22時56分