アーサーズパスからクライストチャーチへ~NZ旅行記(7)
2月14日
アーサーズパス駅でトランツ・アルパイン号を降りたら、再びバスの旅です。まずはアーサーズパスの分水嶺から、10年くらい前に完成した高架橋を眺めます。
以前は狭い旧道で峠越えをしていたそうですが、この橋が完成して交通の便がよくなったそうです。
昼食はアーサーズパス国立公園内の小さな村にあるレストランで。
国立公園ということで、観光客の利用が多く繁盛している店でした。
お腹がいっぱいになったところで、バスは次のポイントへ。景色のよいところが多く、観光スポットではない所でも停車して写真を撮らせてくれます。
見渡す限り人工的なものが見えない・・・。
次にバスを降りたのはピアソン湖という静かな湖。少し風があってさざ波がたっています。
湖畔ではキャンピングカーが止まっていて、優雅な休日を過ごす家族がいます。なんだかうらやましい…。
そこから10分ほどで、“フロックヒル”へ。
ここは、ナルニア国物語のロケ地になった場所で、映画を見ていた嫁や他のツアー客は、「ああ、なるほど」といった感じでしたが、私は映画を見ていないので「ふぅ~ん」程度の感想でした。
バスは、朝にトランツ・アルパイン号に乗ったスプリングフィールドまで戻ってきました。この後は、ジェットボートで川下りを楽しみます。川下りと聞いて、なんとなく天竜川や長瀞のライン下りのようなものを連想していましたが、どうやらちょっと違うようです。乗り場に着いたら、まずレインコートを受け取り、次にライフジャケットを着ます。そして河原の乗り場へ…。
川は穏やかな流れで急流という感じはしません。乗るボートは5人横に並んで座れる幅の広いボートです。全員乗ったところで出発。いきなりハイスピードで川の狭いところを行きます。広いところに出たら、今度は川岸の岩ぎりぎりのところをかすめるように走り、パイロットが片手をあげて円を書くように回したら、水しぶきを上げながら360°ターン。ジョーク好きのキウイのパイロットは、操縦席を立って振り落とされた人がいないか人数を数えだしました。
その後も、何度か360°ターンとハイスピード走行で約20分のスリル満点のジェットボートを楽しみました。下船するときはパイロットと握手し「Very exciting!!」と、知っている英単語で感想を伝えました。
この陽気なパイロット、帰り際に交代で写真を撮ってもらいましたが、「5ドルだ」とまたジョークを。私たちの番になってシャッターを押してもらったら、連写モードになっていて2回シャッターが切れました。それを見逃さなかったパイロットは、「2枚!?なら10ドルだ!」と、最後まで私たちを楽しませてくれました。
時間は15時をすぎたころ。このあと牧場を経営する個人のお宅にお邪魔して、午後のティータイム。
個人のお宅と言っても、敷地はかなり広く、天気がいいので庭にあるテーブルで優雅なひと時でした。
紅茶と一緒に手作りクッキーもあり、おいしくておかわりをいただきました。そして、そのあとは羊の毛刈り見学です。個人経営の牧場のオーナーに忠実な牧羊犬に追われて、遠くにいた羊たちが私たちの前までやってきました。そのうちの1頭が選ばれて毛刈りの作業場へ移動します。
昔ははさみで手作業だったものが、今はバリカンですぐに丸裸に。毛を刈られてさっぱりした羊は牧場へ戻っていきます。
羊牧場をあとにして、バスはクライストチャーチへと戻っていきます。ホテルに帰ってきたのは夕方6時ごろ。とても充実した一日でした。…が、今日はこの後、もうひとつ別のツアーに参加します。
ニュージーランドの国鳥キーゥイは夜行性で動物園といえども日中はなかなか動いている姿を見ることはできないのですが、クライストチャーチ中心部から車で20分ほどのところにあるウイローバンク野生動物公園では、そんなキーウィの生態も観察できるよう、夜10時まで営業しています。その動物公園へガイド付きのツアーで見学に行きます。
このツアーは夕食付にしてあるので、またホテルに迎えに来てもらい、そのまま近くのバイキング形式のレストランで食事です。食べきれないほどの食事を楽しんだ後は、ウイローバンク野生動物公園へ。
カカリキというニュージーランド固有種の鳥
いたずら好きのケア(キーア)という鳥
そして、ニュージーランドの国鳥、キーウィ
キーウィは絶滅が危惧されている種です。この動物公園でも手厚く保護されていて、キーウィは光に弱いので、真っ暗な飼育舎で大事に育てられています。フラッシュを使わなければ写真撮影はOKなので、感度を最高に設定し、スローシャッターで撮影してみました。被写体が動かなければ、これで普通に撮影できるはずですが、相手は自由に動き回る鳥なので、なかなかきれいな写真は撮れませんでした。ちなみにキーウィはペンギンやダチョウと同じように飛べない鳥です。ニュージーランド航空のロゴを新しくする際にキーウィを使おうという案があったようですが、飛行機に飛べない鳥はどうかという意見があり採用されなかったというエピソードがあるそうです。
ツアーガイドの日本語による解説付きで1時間たっぷりと見学した後、最後にもう1か所、夜景のきれいなカシミアの丘に立ち寄ります。
ネオンのようなギラギラとしたあかりがなく、街灯や家のあかりなど、目に優しい夜景です。ちょうどカメラを置きやすい台があったので、ここにカメラを置いてスローシャッターで撮影してみました。
ホテルに戻ったのは夜の22時過ぎ。早朝からいろいろと動き回った、充実した一日でした。
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コメント
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投稿: JudyHUDSON24 | 2011年12月 3日 (土) 18時15分