2010年百里基地航空祭
今年も百里基地の航空祭に行ってきました。前日の昼すぎに出発し、土浦駅付近のビジネスホテルにチェックインし、夜は趣味友達と駅前の居酒屋で前夜祭…。
今年の航空祭は、茨城空港が開港して初の開催となり、駐車場が減るのではないかといううわさもあり、航空祭当日はまだ早朝ともいえない午前3時の出発です。
コンビニで食料を用意して、基地南側の駐車場付近に着いたのは4時すぎ。しばらく道路上で待って、夜が明けてからようやく車を置くことができました。そのまま車中仮眠し、7時半ごろにオープンとなりました。
ちなみに渋滞でいつ到着するかわからないほど時間がかかると不評だったシャトルバスによるアクセスですが、趣味友の友達の友達は横浜を5時過ぎに出たら、9時前には会場に着けたそうです。航空祭での交通事情もだいぶ改善されたようですね。
さて、会場に入ったら昨年同様、格納庫の向こうに並んでいるF-4やF-15なんかを見て奥に進むと、見慣れた航空機の地上展示。
地上展示はどこも似たような感じなので最近は省略してしまうのですが、奥にはあまり見たことがないジェットの4発機がいます。
機体前部にはU.S.AIR FORCEの文字。米空軍機です。
KC-135 空中給油機でした。機内見学ができるようでしたが、混雑していたので外から写真を撮るだけにしました。
昨年は天候の関係で午前中のフライトはことごとくキャンセルとなりましたが、今年は朝から飛んでくれました。
展示飛行のため、滑走路に向かってタキシング中。手を振って見送るファンに手を振り返してくれる。
RF-4の3機編隊飛行。このときはまだそんなにスピードを出していませんが・・・。
機動飛行では爆音とともに一気に飛び去ってしまう迫力のある飛行を見せてくれました。
今年の春に購入したD300sと300㎜のレンズを初めて航空祭で使用しましたが、カメラの性能が良くなったとしても、当然ながらいい写真が撮れるというものではありません。たくさんシャッターを押しましたが、使える写真はほんの一部。高速で飛行する戦闘機をカメラで追うのは本当に難しい…。もっと練習が必要ですよねぇ。
今年から官民共用となった百里では、展示飛行の合間に旅客機の離着陸シーンも見られます。
スカイマークSK183便神戸行き。
時速800キロで飛ぶ戦闘機を見ていると、旅客機がとてもゆっくりに見えます。
救難展示では、おなじみのUH-60Jが元気に飛び回っていました。
さて、午後はお待ちかねのブルーインパルス。新しいマニューバーが加わって楽しみにしていたのですが・・・。
6番機の調子が良くないらしく、予備機が使われることに。そして離陸に向けて滑走路に移動し、スモークチェックが終わったところで、天候調査のため5番機が先に離陸するとのこと。
ちょうど垂直尾翼のフラッシュライトが点灯した瞬間を撮影できました。
5番機の離陸後、しばらくして展示飛行開始のアナウンス。しかし、1~4番機の離陸はいつものダイヤモンドテイクオフではなく1列での離陸。その後、隊形を組み直してダイヤモンド隊形で進入です。
このあと、予備機を使った6番機が離陸し、まずはファンブレイク・・・かと思いきや、最初はリーダーズベネフィットで会場を右手から左へと通過。
垂直尾翼にポジションナンバーのない予備機による6番機の背面飛行。
その後も航過飛行の展示で終了となりました。
こんなに晴れているのに、何か事情でもあるのかと勘繰ってしまいましたが、地上で思っている以上に上空は視界が良くないそうです。目視で機体間隔を調整しているブルーインパルスですから、視界不良では飛べなくても仕方ありません。ちょっと残念な結果に終わってしまいましたが、また次回に期待しましょう。
ところで、この日の天気は、上空の視界は別として地上は太陽がギラギラと照りつける暑い1日でした。それに加えて基地のエプロンは白いコンクリートによる照り返し。熱中症対策として帽子を用意し、水分補給も欠かしませんでしたが今までで一番過酷な航空祭だったかもしれません。
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