初めての単焦点レンズ
先日の記事でご紹介した、安中貨物の写真…。あの時使っていたレンズは70-300mmF4.5-5.6のズームレンズで、撮影時は太陽は見えなくなっていたので一番広角側の70mmにして、絞り開放、それでもシャッター速度が遅いので、やむを得ずISO感度を500にしての撮影でした。
列車は写しとめることができましたが、やはりISO感度を上げたことによる画像のざらつきがでてしまい、また全体的に暗い写真になってしまっています。
一方で、同じ日に同じ列車をもう少し遅い時間に撮影した方のブログがあり、拝見したところシャープな画像で明るい画像でした。もちろん、これはカメラやレンズの性能だけではなく、撮影者の腕によるところも大きいでしょうけど、この機会に明るいレンズが欲しいなと思うようになりました。
ズームレンズで開放絞り値がF2.8なんてレンズもありますが、簡単に買うことのできるお値段ではありません。ズームレンズではなく、単焦点レンズではどうかなと調べてみたら、これだと手の届きそうなお値段のラインナップもあります。では焦点距離がどのくらいがいいのかと今までに撮影した写真のデータを見てみたら、もちろん場所にもよりますが70~90mmくらいで撮影しているものが結構多いんですね。そのあたりのレンズを探してみると、85mmF1.8というレンズが値段が手頃で使い勝手がよさそう。
そう考えたらもうすぐにでも購入したくなりましたが、それでもまだ新品はちょっと高い。そこで、中古レンズで探してみると、カメラのキタムラで、状態のいいものでもまあ妥協のできる値段だったので、思い切って購入となりました。
一眼レフカメラ歴はフィルム時代から数えて19年ですが、ここにきて初めて単焦点レンズというものを手にしました。
これを持って早速宮原へ行って試し撮りしてみました。時刻は16時半すぎ。前回の安中貨物の時に近い条件です。カメラを構えてみると、ISO200のままで1/640が充分にきれます。まずはオートフォーカスで撮影してみたら、ピントボケボケの写真になってしまいました。今まで使っているズームレンズでは、オートフォーカスでもピントが合ってくれましたが、絞りF1.8では被写界深度が浅く、ピント合わせもかなり厳しくしないとドンピシャとはいかないようです。
次に、ピントはマニュアルにして置きピンで撮影してみました。
ピントが合う範囲がとてもせまいので、置きピンの精度がもっと上がるように練習が必要だと感じました。それはともかく、今までならシャッタースピードを遅くするかISO感度をあげて対処するしかなかった場面での撮影の幅が広がりました。今後、また鉄道撮影が楽しみになりそうです。
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コメント
単焦点はフットワークが必要ですよ。
自分が動き回らないと・・・
私も50㎜、28㎜を常用してます。
主にローカル路線で使ってますよ。
投稿: モリモリ | 2011年2月 1日 (火) 21時09分
なんせ今までずっとズームレンズでしたから、ついついクセでレンズを回そうとしてしまうんですよね
投稿: ひで | 2011年2月 1日 (火) 21時34分