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2011年4月30日 (土)

いすみ鉄道のキハ52(その1)

昨年JR西日本より購入し、大糸線からやってきたいすみ鉄道のキハ52は、塗装の変更や整備を済ませて、この4月29日から営業運転を開始しました。

キハ52といえば、晩年は米坂線と大糸線で運用され、どちらも国鉄時代の塗装で我々鉄道ファンを楽しませてくれました。私もそんな昔ながらの車両を撮影したくて、両線とも何度か出かけましたが、JR線で全廃となったそのキハ52を、千葉県で撮影できるなんて夢にも思いませんでした。キハ52は今後週末を中心に定期的に運用されるそうですが、早く撮影したいという気持ちから、初日に撮影してきました。

深夜に車を走らせ大多喜駅についたのは朝7時ごろ。近くの公共駐車場に車を止めて駅に行ってみると、ホームには発車を待つ上り列車がいるものの、キハ52の姿はありません。おそらく検修庫の中にいるんでしょう。シャッターも下りているので一度車に戻ってしばらく仮眠…。

9時ごろにもう一度いってみると、庫のシャッターが開いていてエンジンをかけたキハ52が待機している様子が見えました。
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今回も車での訪問のため、グッズの購入や運行支援の募金でわずかながら売店でお金を落としていると、キハ52がホームに入線。臨時列車として、上総中野まで1往復するそうです。

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ホームページでの発表では、キハ52は大多喜~大原間の急行列車2往復のみの運用とのことでしたが、これはうれしいサプライズ。そんなに乗客がいないので、のんびり乗ってみるか、それとも急行としては走る予定のない大多喜~上総中野間での撮影をするか、迷ってしまいましたが、今回は撮影優先にします。

車を走らせ撮影できそうなポイントを探します。最初はのどかな山間の雰囲気を走る様子を側面がちに。上総中野で折り返してきた上りを撮影しました。
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60D 2011年4月29日 10:00 西畑~総元

撮影後、大多喜方面に車を走らせていると知らぬ間にキハ52を追い越してしまったようです。キハ52はかなり古い車なのでいたわるようにゆっくり走らせているのでしょう。おかげでもう1回撮影のチャンス。

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60D 2011年4月29日 10:10 東総元~小谷松

この臨時列車は大多喜から急行列車になります。続きはまた後日に。

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2011年4月10日 (日)

南武線快速電車運転開始

先月の大震災以降、あまり外出することもなく家にいる休日が続きました。別に趣味活動を自粛していたわけではありませんが、計画停電で通常の列車運行にも影響を及ぼしている中で撮影したくなるような臨時列車はすべて運休…。そして、それ以前に津波で家を流され、家族を失った人たちの様子を連日の報道で目にしていると、趣味を楽しもうという気にもなれませんでした。

津波に飲まれるまで防災無線で最後まで住民に避難を呼び掛けていた結婚を控えていたという役場の職員、行方不明の母の帰りを信じている小さな子、近所の人を助けようとして、自らは津波に飲まれてしまった住民…。震災以降涙もろくなりました。

そんな中でも復興は始まっています。私も沈んだ気持では前へ進めません。4月になり新年度を迎えたのを機会に趣味活動を再開することにしました。

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JR東日本では、3月12日から南武線で快速列車の運転がスタートするはずでした。しかし、前日に発生した東日本大震災と計画停電による節電ダイヤのために快速列車の運転は延期されていましたが、あれから1か月がたとうとする4月9日から、ようやく運転開始となりました。

運転開始2日目の本日、沿線から快速列車を撮影してきました。場所は向河原駅付近の線路沿いから。快速列車は約30分おきに1時間2本。時刻表を見ると下りの快速がやってくる時間です。

Dsc_4250_01
1105F 2011年4月10日 11:10 向河原~平間
南武線オリジナルの205系による快速でした。パンタグラフはシングルアームに変更されていますね。

このあと10分ほどで上りの快速もやってきます。来たのは209系でした。カメラを構えて待っていると、停止してしまいました。Dsc_4254
停車中の209系。どうやら踏切の直前横断があったようです。2分ほどで運転再開です。

Dsc_4258
1014F 2011年4月10日 11:22 向河原~平間

南武線にとっては、1978年以来約33年ぶりの定期列車の快速運転復活となりました。今回は途中駅での各駅停車退避などがなかったり、運転区間が川崎~登戸間に限定されるなど課題がありますが、この辺は年月を経て改善していってほしいものです。

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