いすみ鉄道のキハ52(その1)
昨年JR西日本より購入し、大糸線からやってきたいすみ鉄道のキハ52は、塗装の変更や整備を済ませて、この4月29日から営業運転を開始しました。
キハ52といえば、晩年は米坂線と大糸線で運用され、どちらも国鉄時代の塗装で我々鉄道ファンを楽しませてくれました。私もそんな昔ながらの車両を撮影したくて、両線とも何度か出かけましたが、JR線で全廃となったそのキハ52を、千葉県で撮影できるなんて夢にも思いませんでした。キハ52は今後週末を中心に定期的に運用されるそうですが、早く撮影したいという気持ちから、初日に撮影してきました。
深夜に車を走らせ大多喜駅についたのは朝7時ごろ。近くの公共駐車場に車を止めて駅に行ってみると、ホームには発車を待つ上り列車がいるものの、キハ52の姿はありません。おそらく検修庫の中にいるんでしょう。シャッターも下りているので一度車に戻ってしばらく仮眠…。
9時ごろにもう一度いってみると、庫のシャッターが開いていてエンジンをかけたキハ52が待機している様子が見えました。
今回も車での訪問のため、グッズの購入や運行支援の募金でわずかながら売店でお金を落としていると、キハ52がホームに入線。臨時列車として、上総中野まで1往復するそうです。
ホームページでの発表では、キハ52は大多喜~大原間の急行列車2往復のみの運用とのことでしたが、これはうれしいサプライズ。そんなに乗客がいないので、のんびり乗ってみるか、それとも急行としては走る予定のない大多喜~上総中野間での撮影をするか、迷ってしまいましたが、今回は撮影優先にします。
車を走らせ撮影できそうなポイントを探します。最初はのどかな山間の雰囲気を走る様子を側面がちに。上総中野で折り返してきた上りを撮影しました。
60D 2011年4月29日 10:00 西畑~総元
撮影後、大多喜方面に車を走らせていると知らぬ間にキハ52を追い越してしまったようです。キハ52はかなり古い車なのでいたわるようにゆっくり走らせているのでしょう。おかげでもう1回撮影のチャンス。
この臨時列車は大多喜から急行列車になります。続きはまた後日に。
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