ハイブリッド車両HB-E300に乗る
新青森からは、ハイブリッド車両HB-E300系の「リゾートあすなろ」に乗ります。ハイブリッドという特徴的な車両なのでできれば走行シーンも撮影してみたいもの。駅付近に踏切があったのでここで折り返しとなる列車の入線シーンを撮影できるかも。撮影してから駅に戻って列車に乗るまでの時間は問題ないので、まずは先にやってきた701系の普通列車を撮影してみました。
656M 2012年2月25日 12:49 新青森駅付近
駅近くのお手軽な場所ですがそれなりの走行写真が撮れたので、そのまま待機。列車は13:00に到着予定ですが、数分遅れてやってきました。踏切も鳴ってさあ撮るぞとカメラを構えるも、なかなか近づいてきません。どうやら場内信号機で機外停車です。さらに数分遅れてようやく入線となりました。
8334D リゾートあすなろ津軽2号 2012年2月25日13:04 新青森駅付近
急いで駅に戻り、列車に乗ります。車内のつくりは従来のキハ40改造のリゾート列車と大差ないですが、運転席は最新の電車と同様の左手ワンハンドルマスコン。そして、モニターにはハイブリッド情報が表示されています。このあたりは、乗用車のプリウスみたいですね。ただ、厳密にはプリウスとは違うシステムを採用しているそうです。
列車は定刻に発車。次の青森で列車の向きがかわるので、座席は後ろを向いています。
通常ディーゼルカーが発車するときは、エンジンを吹かしてスピードが上がってくるものですが、ハイブリッド車は起動時はとても静か。動き出してやや間があってからエンジン音が聞こえてきます。
青森で向きを変えて、青い森鉄道の線路を野辺地へと向かいます。
しばらくしたら車内改札。青い森鉄道線内でもこの列車の乗務員はJRが担当していますが、女性アテンダントが乗務して飲み物やオリジナルグッズの販売を担当していました。
青森の次は浅虫温泉にとまります。新幹線開通前は特急停車駅だっただけあって、多くの人が降りていきます。
この列車、下北半島への観光列車という位置付けですが、冬季に観光に行こうという人は少ないようで、浅虫温泉をでたら乗客は数えるほど。せっかく空いているので、しばらく先頭の展望スペースで全面展望を楽しみます。ハイブリッド車だからといって特別な運転操作があるわけではなく、またモニターのハイブリッド情報を注視している様子もありません。もっとも、メンテナンスの部門は新しいシステムに戸惑いもあるでしょうが、乗っている限りはエンジン音以外は従来の車両と変わりません。
浅虫温泉を出て青森行きの普通列車とすれ違い。
列車は雪の降りしきる中、野辺地に到着しました。
野辺地駅に着いたリゾートあすなろ下北3号
列車はここで再び進行方向を変えて大湊線に入ります。私も終点の大湊まで乗り続けたいのですが、大湊まで行ってしまうと青森に戻ってくる時間が遅くなってしまうので今日はここで降ります。
この後は普通列車で青森へ戻り、レンタカーを借りて明日の寝台特急撮影に備え、撮影ポイントを探しながら今日宿泊する弘前へ向かいます。途中鶴ヶ坂付近のカーブや撫牛子付近の鉄橋のポイントなどいくつかありましたが、人が多そうだったり、車を安全に停めておけそうになかったりで無理そう。
そうしているうちに日も暮れたので、ちょっと足を延ばして大鰐温泉駅前の日帰り温泉で温まってからチェックインしました。
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