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2013年8月11日 (日)

ブライトリングジェットチーム再び!

ブライトリングジェットチームの初来日で、5月に小名浜港まで見に行ったものの、海霧の影響でキャンセルとなり悔しい思いをしてから3か月、被災したみなさんを元気づけたいというチームメンバーの想いで、再びブライトリングジェットチームのフライトが見られるチャンスができました。

5月のフライト終了後、機体は神戸空港に残ったという情報があったため、淡い期待を抱いていましたが、それが実現することになりました。

実施はふくしまスカイパークで、8月7・8日に。平日開催で、普段なら休みを取るのは困難でしたがたまたまこの週は1週間夏休みをとっていたので、8日に日帰りで福島へ行くことにしました。

ふくしまスカイパークは電車や路線バス公共交通機関でのアクセスは不可能で、当日は駐車場は抽選で。ただし、震災復興支援という趣旨から応募概要は福島の地方紙にしか掲載されず、車のない人や抽選に漏れた人、他県の人は近畿日本ツーリストが主催したツアー形式のシャトルバスに乗っていくことになります。

シャトルバスの1便は福島駅を7時30分に出発します。朝イチの新幹線では、受付時間を考えると間に合いそうにないので、深夜に車で出発し、6時半ごろに福島駅に着きました。

7時から受付開始。そしてすぐに駅前ロータリーにいる福島交通のバスに乗ります。移動時間は40分ほど。途中渋滞もなく到着しました。
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ジェットチームは福島空港からのリモートとなるため、会場にはその機体を見ることはできませんが、ここふくしまスカイパークを拠点に活動しているアクロバット飛行チームの機体が展示されていました。

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午後に室屋氏が乗るエクストラ300。

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上空を見上げれば、北へ向かう引退迫るANAのポケモンジャンボが見えました。
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さて、お目当てのブライトリングジェットチーム、10時40分ごろからの予定でしたが若干早めに、横一列の隊形でスモークを曳きながら飛来しました。
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使用機材はチェコ製のL-39「アルバトロス」。旧東側諸国の軍用機が日本の空を飛ぶというのは珍しいことじゃないでしょうか??

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背面飛行する6番機。

何度となく見てある程度動きの予想ができるブルーインパルスに対し、初めてみるブライトリングのアクロはカメラがなかなか追いつきません。

そんな中でなんとか交差するシーンも撮影できました。
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交差する科目では迫力のあるシーンが!

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チームリーダーであるジャック・ボツラン氏考案という「アパッチロール」。ブルーインパルスの科目である「コークスクリュー」に似ていますが、ロールする中を飛ぶ機体は4機です。

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展示飛行はこれで終了ですが、このあと、東日本大震災で亡くなった方々への追悼を込めた「ミッシングマンフォーメーション」が披露されました。
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ブライトリングジェットチームが福島でのフライトにこだわった想いがひしひしと伝わってきます。

ブライトリングジェットチームのあと、ここふくしまスカイパークを拠点とする室屋義秀氏によるエアショーが披露されました。
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ジェット機によるアクロとはまた違った迫力!

アナウンスで、ヘリコプターのようにホバリングしたりバックしたりする・・・と言ってた意味がわからなかったのですが、実際に見てみて納得。上昇するパワーと落下する重力が均衡するところを“ホバリング”と呼んだようですが、落ちてくる機体にハラハラ!写真ではうまく表現できないのが残念です。

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こんなに低くて観客に近いところを飛んでいます

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フライトを終えて手を振る室屋氏

イベントはこのあと室屋氏によるトークショーがあり終了となりました。帰りのバスは多少待ったもののやはり渋滞もなく40分で福島駅に到着。帰りには磐梯熱海の温泉に立ち寄ってから帰りました。

素晴らしいアクロを見せてくれたブライトリングジェットチーム。今回は東日本大震災の復興支援ということで、一度は中止になったイベントが実現したわけですが、ぜひともまた来日していただき、その時はわれらが日本が誇る航空自衛隊のブルーインパルスとの競演が実現することを願わずにはいられません。

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