「リゾートやまどり越後」に乗る
毎年ダイヤ改正号だけ買っているJR時刻表、今年も2月下旬に購入し高崎線のページを開いて「あけぼの」の臨時列車化や「スワローあかぎ」の登場などをチェックしていたら、上尾発新潟行きの臨時特急「リゾートやまどり越後」という列車を見つけました。
列車名から連想できる通り、485系改造のリゾートやまどりを使用した列車のようです。リゾートやまどりには3年前の登場間もないころに一度乗っていますが、今回は新潟まで昼行特急としてされるということで、新幹線開業前の在来線特急「とき」の疑似体験的に全区間で乗ってみることにしました。
始発駅である上尾の発車は6時10分。この列車に乗るには高崎線の一番電車に乗らなければ間に合いません。自宅に近い渋谷駅からだと、山手線外回りの初電で池袋~埼京線赤羽と乗り継いで行きます。この接続が1回でもうまくいかなければ、新幹線で高崎まで追いかけなければなりません。
そんな中、京浜東北線が神田駅で架線付着物の影響で遅れているとの情報が入り、山手線も途中で運転を見合わせる場合があるとの放送がありました。それでも何とか池袋までたどりつき、その先の埼京線も赤羽まで進めました。ここから高崎線に乗り換えですが、京浜東北線の接続をとって数分遅れ。その後浦和でも接続待ちで遅れが出ましたが、上尾にはリゾートやまどり越後に間に合うように着けました。
下りホームの中線にはすでにリゾートやまどりが待機していますが、まずは朝食を調達するために駅前のコンビニへ。駅に戻って写真撮影をしているともう発車の時刻となりました。
車内は一見して乗り鉄と思われる人がほとんど。早朝なのに始発の段階で半分ほど席が埋まっているように見えます。
高崎車両センターには、EF64 1001やEF60 19など、注目の機関車がいるのが見えます。
高崎から乗ってきた乗客で車内はほぼ満席に。このあと新前橋・渋川と停車したら次の停車駅は越後湯沢。ですが、途中水上と越後中里で運転停車があります。
国境の長いトンネルを抜けて到着した越後中里では15分ほどの運転停車。
先行の貨物列車に追いつきましたが、リゾートやまどり越後が到着してすぐに先に行ってしまいました。
運転停車中に運転席をのぞいてみました。
抜き取り式のブレーキハンドルの車両も少なくなってきましたね。
越後中里を出てオフシーズンで人気のないスキー場の景色を見ながら10分足らずで越後湯沢に到着です。
ここでは5分停車。客扱い停車なのでホームに降りられます。この短時間のあいだにまずは自販機でペットボトルのお茶を購入。列車内には車内販売も自販機もないので、飲み物はこの停車時間に買うしかありません。
そして、隣のホームには「はくたか」の683系が並んでいるので先頭車両ではちょっとした撮影会状態。
慌ただしい5分停車ののち、越後湯沢を発車。雲行きが怪しくなってきたと思ったら雨が降ってきました。場所によって強く降っているところもありましたが、六日町・小出・宮内と3~5分ほどの運転停車があり、長岡に着くころには雨も小降りになっていました。
信越線内で北越4号とのすれ違い。
新津を出ると新潟まではあと少し。新潟では653系の特急いなほ6号と同時入線。いなほ6号は4分ほど遅れていたようです。ホームで撮影していた人はいい写真が撮れたのではないでしょうか?
こうして、上尾から約5時間で新潟までやってきました。久々にゆったりとした乗り鉄を楽しむことができました。
新潟駅に停車中のリゾートやまどり。このあと、回送で発車していきました・・・。
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