昨年12月から運転開始した中央本線の新型特急車両E353系「スーパーあずさ」に乗ってみたくて、日帰りで長野県に行ってきました。
1月22日月曜日。まだ夜が明けきらない7時前、新宿駅に行くとすでにこれから乗る列車がいました。
発車の10分くらい前にドアオープン。月曜日の朝一の列車だけあって、車内は出張に行くような感じのビジネスマンで混雑しています。
7時に発車。立川・八王子の停車でほぼ満席となりました。
頭上に目を向けてみると、予約状況の表示ランプが見えます。
現在は消灯していますが、E353系への置き換えが完了後に使用するものと思われます。
今や新型特急では必須アイテムとなったコンセントは、前の座席の足元に、各座席に用意されています。
快適な車内で過ごすこと約2時間半、松本に到着。このあとは松本電鉄上高地線に乗ってみます。
松本電鉄線に乗るのは、まだ元東急5000系が走っていた頃以来20年以上ぶり。久しぶりなので新島々まで1往復してみます。
松本電鉄線の現在の主力車両は元京王井の頭線用3000系。車両の妻面には京王時代のプレートが残されています。
京王では“デハ”、松本では“モハ”という形式記号なんですね。
製造年は昭和41年。もう50年以上も走っているんですね。
途中の新村では、朱色主体の旧塗装を再現した編成と列車交換しました。そこで、新島々まで行ったあと、折り返しの上り列車を新村までのどこかで途中下車して走行シーンを撮影することにしました。
スマホの地図機能を見ながら、三溝~新村間で撮影しようと思っていたら、それより手前の森口で列車交換してしまいました。朝の通勤時間も終わったから、毎回同じ駅で交換するものと思っていたら、違ってたんですね。
ひとまずそのまま乗り続けて新村で下車。新村には車両基地があり、ホームから見える位置に古い電気機関車が置いてありました。
パンタグラフが上がっているので通電しているのかと思ったら架線がありません。よく見たらライトアップ用のケーブルがあり、どうやら静態保存されているようです。
この機関車、JR大糸線の前身である信濃鉄道(もちろん、第3セクターの「しなの鉄道」とは別法人)が昭和初期にアメリカから輸入した車両で、その後は国鉄や西武鉄道などで使われた後、松本電鉄にきたそうです。
道路から見える位置には、以前使われていた元東急5000系がいます。
物置として使われているんでしょうか。塗装は松本電鉄で使われていたものから東急時代のいわゆる「青ガエル」に変更されています。
他にも、なにやら気になる木造の有蓋貨車らしきものが・・・。
大正時代に作られたかなり古いタイプの貨車だそうです。
さて、列車の撮影に関しては新村駅付近はあまりいいポイントがなさそうなので、隣の北新・松本大学前駅まで歩いてみました。先にやってくる下り列車は、この駅の東側にある踏切から撮影します。
大きくカーブを描きながらやってくるところを狙えます。長編成ならもっと画になったことかと・・・。
お目当てのリバイバルカラー編成は駅の西側から。
どちらも片ポールで、すっきりした写真を撮れました。
撮影後、この列車で松本まで戻ります。この後、特急しなので長野へ向かいます。
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