聖火輸送機「TOKYO2020号」とカラースモークのブルーインパルス
いよいよ2020東京オリンピックの開幕が近づいてきました。コロナウイルスの影響で通常開催が危ぶまれているような状況ですが、ひとまず聖火については予定通りギリシャで採火され、特別塗装のB787で空輸されてきます。到着地となる航空自衛隊松島基地では記念の式典にブルーインパルスが五輪マークを描くこととなっており、これの撮影に行ってきました。
3月20日、午前4時半ごろに出発、東北自動車道を北上し松島基地に近い矢本インター付近には9時ごろに到着。ただ、矢本インター付近は混雑しているとの情報があり、次の石巻港インターで降りたらスムーズでした。撮影ポイントは矢本海浜緑地付近から。駐車場もすんなりと入れて、北上運河の堤防上から撮影します。
風が強いので、予定より1時間半も早く到着するそうです。私が撮影ポイントに着いて準備をしていたら早くも機体が見えてきました。
これがTOKYO2020号、便名はJL2020便です。おそらく担当のパイロットは一番のベテランを選抜したんでしょう、かなりの強風でしたが無事に着陸してくれました。
JALのB787-9(JA837J)の塗装を変更していますが、国家的行事ということで、国内のフラッグシップキャリアであるJALとANAの共同運航となっており、機体に両社のロゴマークが並んでいることも話題になっています。
ブルーインパルスのフライトはこのあと11時からなので、一旦車に戻って待機します。この間にもどんどん風が強くなってきて、10時40分ごろに気象情報をチェックしたら暴風警報が発令されていました。それくらいの強風なので、これは絶対飛べないだろうと半ばあきらめモードになりつつエアバンドを聞いていたら、どうやら飛ぶ準備が進んでいる様子。そして11時ごろ、エンジンスタート!
西からの強烈な風のため、横風用の短いRWY33から離陸します。
私がいた位置からはちょっと遠いのですが、離陸するT-4とTOKYO2020号が同一フレームに収まりました。
離陸の後しばらく上空待機。式典のスケジュールが押したようで、待望のオリンピックシンボルは11時42分から。
この写真の中で、五輪マークを描いているんですが、何せ警報レベルの強風ゆえほとんどわからないまま終わってしまい周囲からは残念のため息が聞こえてきます。
ただこのあとのカラースモークによる航過飛行では歓声があがりました。
私が航空機趣味を始めたときはすでにカラースモークの使用が中止されていたため、ブルーインパルスのカラースモークを見るのはこれが初めて。五輪マークは残念でしたが、これを見られただけでも来た甲斐がありました。
ブルーインパルスはこのあと着陸。強風のなかよく飛んでくれました。ブルーインパルスのパイロットの技術力の高さを見せてくれたフライトでした。
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