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2020年9月22日 (火)

全長15メートルの「メガライナー」乗車記(2005年7月10日)

東京駅と茨城県のつくば市を結ぶ交通機関として、2005年につくばエクスプレスが開業するまでは高速バス「つくば号」がメインの路線でした。乗客増に対して増便で対応していましたが、2002年より全長15メートルの特別仕様のバスが導入され、「メガライナー」として運行されました。
今回は、2005年に乗車したメガライナーの乗車記です。本文中に記載の時刻や料金などは、すべて2005年当時のもので現在とは異なります。


東京駅とつくばセンターを結ぶ高速バス「つくば号」は早朝から深夜まで、10~20分間隔で運転するドル箱路線だ。その人気ゆえ、乗り切れず次のバスを待つことになることもあるほどだが、その改善策として平成14年に登場したのがこの「メガライナー」。通常のバスは最大の長さが12メートルと法律で定められているが、特認により15メートルのバスが運行されている。

このメガライナーに乗ってつくばまで行ってみた。

東京駅八重洲南口の高速バス乗り場には名古屋、河口湖、房総半島方面など、いろいろな行き先の高速バスが次々と発車している。自動券売機でつくばセンターまでの乗車券を買い、バス乗り場に並ぶ。
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発車の10分ぐらい前に乗り場に到着。最初に見た印象はやはり「長い!」。隣に止まっている都営バスがとても小さく見える。乗務員に切符を手渡し、前の人に続いて2階席へ。4番目くらいに並んでいたが2階席の助手席側1番前の座席が空いていたので運良く座ることができた。

12時ちょうどに発車。普通の高速バスなら駅前から正面にのびる八重洲通りを走り、東京駅から500メートルくらいのところにある宝町インターチェンジから首都高速に入る。しかし、宝町インターは入り口が急カーブになっていてメガライナーは曲がることができないため迂回して呉服橋インターから首都高に入った。
メガライナーはこの他にも、その長さゆえの制限事項があり、運行できる道路が特定されている。ということは、事故などで通行止めになった場合、他の道路へ迂回運転をすることができないなど不便なところもあるようだ。車内にはそのことを知らせる案内が掲示されている。
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メガライナーは呉服橋インターのETCレーンを通過し、首都高速へ。
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日曜で車の流れは順調だ。いつも混雑する箱崎ジャンクションも難なく通過し向島線に入る。
 この路線はたまに自分でも運転することがあるが、カーブが多く道路の幅も狭いため、ゆっくり景色を見ることができない。今日は2階席からゆっくりと隅田川の景色をみながらの快適なドライブを楽しめる。たまには高速バスの旅もいいものだ。
 これほどの大型バスで、しかも最新型とくればさぞ乗り心地もいいだろうと思うかもしれない。しかし意外とそうではなく、よく揺れるのだ。とくに道路の継ぎ目などでは体も動いてしまうくらいに揺れる。特殊な車両のためなのだろうか。大量に人は運べても、夜行バスには適さないと思う。

小菅ジャンクションから三郷線に、そして三郷から常磐自動車道に入る。
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一部の区間では来月開業するつくばエクスプレスの線路と並走する。すでに本格的な試運転が始まっているはずだが、バスの車内からは見ることができなかった。
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東京駅から50分、桜土浦インターで高速を降り一般道を走る。
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一般道はやや混雑気味でメガライナーも窮屈そうに走る。交差点で曲がるときはぎりぎりまで前に出てからハンドルを切る。信号待ちの車が停止線を越えていたら曲がれないだろう。
 途中の停留所で少しずつ乗客を降ろしながら、終点のつくばセンターには13時10分に到着。
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つくばセンターで待機中のメガライナー。路面に表示された普通のバスの停止枠を大きくはみ出している。

メガライナーの定員は84名。普通の高速バスは42名だから倍の人を乗せることができるのだ。
走行できる道路が特定されたり、迂回運行ができないなど、制約となることが多いが、今後の活躍範囲の拡大に期待したい。


冒頭に記載の通り、メガライナーは「つくばエクスプレス」開業の影響により、2006年につくば号から引退。その後、夜行バスとして東京~大阪間で運行されていましたが、4台中2台を車両火災で焼失するという事故により2009年には運行を終了しました。

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2020年9月12日 (土)

8月7~8日 ACNオーキャン宝島

梅雨が明けて急に暑くなりだした8月、前後の週末も含め10日間の夏休みがありました。例年なら、この長期休暇で北海道などへ出かけていましたが、今年はコロナのために遠方への旅行は中止にしました。でもせっかくの休みなので関東エリアでどこかキャンプでも行こうと思って今回出かけたのが「ACNオーキャン宝島」。栃木県の矢板インターからのアクセスで、地図上だと鬼怒川温泉の東側に位置するキャンプ場です。

自宅を7時半ごろに出発し、首都高経由で東北道へ。平日ということで、首都高に乗るまでの一般道で渋滞したほか、首都高でも少し混雑しましたが、その後は順調に流れました。10時半には矢板インターを下り、スーパーで買い物をして11時半ごろにはキャンプ場に着きました。

チェックインは12時ですが、もう準備ができているとのことで少し早めに入らせてもらえました。説明がファイリングされたクリアファイルとゴミ袋2枚を受け取りサイトへ。
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キャンプ場の受付とテントサイトは若干離れており、この舗装された道路を上った先にサイトがあります。

今回利用する40番サイトはちょうど真ん中に段差があり、サイトレイアウトに悩みます。少し考えた末、サイトの上段にテントとタープを張り、下段は駐車スペースとして利用することにしました。

いつもならタープだけ建てたところで昼食にしますが、今日は時間が早いのでテントも建ててからお昼にします。
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今回も、前回同様わかめうどん。ただし、汗をかくくらい暑いので今日は冷やしにしています。

サイトレイアウトはこんな感じ。
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サイトの面積は広いんですが、やはり段差があることで、テントとタープの配置が窮屈になってしまいました。まあ、そんなに不便はないんですけどね。

お腹もいっぱいになったところで、場内を流れる川に行ってみました。きれいな清流が流れているはずなんですが・・・
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ご覧の通り茶色く濁った流れでした。なんでも、上流で堰堤工事をやっているそうで、キャンプ場の方が申し訳なさそうにお詫びしてくれました。工事はキャンプ場とは関係ないので、キャンプ場のスタッフが詫びることではないのですが、丁寧な対応にこちらも恐縮。

川遊びもそこそこに、こんどはハンモックの広場に行ってみました。
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ハンモックが5張りほど常設されていて、自由に寝転ぶことができます。木々の緑に囲まれていい気分。

今回もおやつはポップコーン。焚火で作りたいところですが、今日は夜に雨予報で焚火もできなさそうなので、シングルバーナーで簡単に作ります。
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ガスで作るので、今回は娘に作ってもらいました。火力が強すぎたのか、火の上での揺らし方が足りなかったのか、やや焦げの多いポップコーンとなってしまいました。

今日の夕食はバーベキュー。2人キャンプなので大きいバーベキューコンロではなく、キャプテンスタッグの「カマドスマートグリル」を使用します。炭火を熾したところで猛烈な雨が降ってきました。天気アプリの雨雲レーダーだと、オレンジや赤色で表示されるくらいの大雨です。水はけのよい砂利サイトですがそれでも少し水が溜まってきました。レーダーではこの大雨は一時的なものなので、しばらく我慢して小雨になったらバーベキュースタートです。

スマートグリルは2人ではちょうどいい大きさ。遠赤外線効果で野菜も肉もおいしくいただけます。そうそう、ご飯は手抜きでレンジでチンするパックのご飯にしました。実は新たにライスクッカーを購入したので試してみたいところなんですが、こんな雨なので・・・。ご飯は湯煎にするつもりでしたが、炊事場には電子レンジもあって便利でした。
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夕食後は受付兼売店でかき氷を食べに行きました。ここでは、朝食用の焼き立てパンの注文も受け付けています。朝食は事前に用意してきましたがせっかくなのでパンとコーヒーを予約しました。

そして、20:30からは予約していた貸切風呂へ。温泉ではありませんが、さっぱりと気持ちのいい風呂でした。

夜も小雨から土砂降りの雨まで断続的降り続くので早めの就寝。その後も雷の鳴る天気でしたが、うちの子はぐっすり寝ていましたね。

 

翌朝、6時ごろに目が覚めたら曇ってはいるものの雨は上がっていました。片付けながら朝食の準備。昨日注文しておいたパンとコーヒーも受取り、おいしくいただきました。日差しがなかったのでテントやタープの乾燥に時間がかかりましたが10時半ごろにはなんとか撤収完了。

帰りは鬼怒川温泉経由で帰りました。

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