国鉄時代の鉄道部品コレクション
先日、高校時代の友人から「鉄道部品があるけどいらないか?」という連絡をもらい、久しぶりにその友人に会ってきました。見せてもらうと、国鉄時代の車両や駅で使われてきた貴重な部品の数々。なんでも、これらは国鉄の関係者だった友人の親戚が保有していたもので、その親戚が亡くなり友人がコレクションを預かったものだそうです。
旧型客車スハネ16 2113の車内の形式プレート。
裏面ははがした跡がみられる他、以下に紹介する駅名板などの鉄道部品と一緒に保管されてきたことからレプリカではなく、実車に取り付けられていた実物かと思われます。
スハネ16 2113は昭和初期から戦中にかけて製造されたスハ32を、何度か改造し改番を繰り返してきた車両です。昭和50年代初めには廃車になったそうです。
こちらは駅のホームの柱に取り付けられる縦長の駅名や路線の案内板です。
国鉄末期の頃の駅名板はラインカラーの縁取りがあるタイプ(上の写真)が標準だったので、黒や紺色地に白文字で書かれた駅名板は古いタイプのものかと思います。
尾久駅のものはJRマークのシールが貼られているので、民営化後もしばらくは使われていたようですね。
国鉄のものに混じって1枚だけ東武鉄道の小泉町駅があります。
これは旧型客車のテールランプでしょうか。
最後は鉄道気象告知板。
真ん中の黒い部分に警戒すべき内容を書き込んでホームに掲示し、運転士に告知していました。
これらのコレクション、ネットオークションやフリマアプリでは高値で取引されているものばかり。駅名板は2万円以上で取引されているものもあり、それらを伝えたうえで遠慮したものの、友人は鉄道に興味はなくこれらの価値のわかる人に譲りたいとのことで、ありがたく譲り受けることにしました。
友人は邪魔になるようなら処分してもいいよと言っていましたが、ご遺族や友人の意向を受け大切に保管したいと思います。
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