1988年に運転されたこだま&つばめミステリー号
JRが発足して数年の間はバブル全盛期という追い風もあって、今では考えられないような魅力的なイベントが多数企画されました。今回ご紹介する「こだま&つばめミステリー号」もその一つで、勝田電車区のボンネット485系を使って151系の「こだま」「つばめ」を再現するツアー形式のイベントに参加しました。
運転されたのは1988年11月13日、東京駅を出発して品鶴線・高島貨物線・根岸線を経由して最終目的地の伊東で車両撮影会という内容です。行きの車内では行先当てクイズやイントロクイズなどがあり、私も賞品をいただきました。
さて、伊東での撮影会ではEF58 61号機も参加して昔のヘッドマークを付けてくれました。
撮影会はツアー参加者のみでしたので、今のように殺伐とした雰囲気にはならず余裕をもって撮影できたと記憶しています。ボンネットの赤い”ヒゲ”を消したりスカートをグレーに塗装したりと、かなり手の込んだ演出です。写真の「オリンピア」は1964年の東京オリンピックの時に東京~熱海間で運転された151系使用の臨時特急です。
このあと、EF58は入換して反対側に移動しました。そして、伊豆急リゾート21との3並びが実現。
リゾート21の停車する線路上も開放していただき、こんな並びが撮影できました。今の有料撮影会でも、なかなかここまでやるのは難しいでしょう。
EF58は「つばめ」のほか「平和」「はと」、485系の東京側クハ481では「白鳥」「雷鳥」などの絵入りマークも掲出されていましたが、当時小学生だった私はブレブレだったり見切れていたり、満足のいく写真がほとんど残せていないのがなんとも悔やまれますが、こればかりは仕方ないですね。今回アップした写真も、スキャンした後傾き補正やトリミングでなんとか見られる写真にしています。
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