カテゴリー「コレクション」の記事

2021年7月25日 (日)

国鉄時代の鉄道部品コレクション

先日、高校時代の友人から「鉄道部品があるけどいらないか?」という連絡をもらい、久しぶりにその友人に会ってきました。見せてもらうと、国鉄時代の車両や駅で使われてきた貴重な部品の数々。なんでも、これらは国鉄の関係者だった友人の親戚が保有していたもので、その親戚が亡くなり友人がコレクションを預かったものだそうです。

これはディーゼル機関車の状態表示灯でしょうか。
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旧型客車スハネ16 2113の車内の形式プレート。
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裏面ははがした跡がみられる他、以下に紹介する駅名板などの鉄道部品と一緒に保管されてきたことからレプリカではなく、実車に取り付けられていた実物かと思われます。
スハネ16 2113は昭和初期から戦中にかけて製造されたスハ32を、何度か改造し改番を繰り返してきた車両です。昭和50年代初めには廃車になったそうです。


こちらは駅のホームの柱に取り付けられる縦長の駅名や路線の案内板です。
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国鉄末期の頃の駅名板はラインカラーの縁取りがあるタイプ(上の写真)が標準だったので、黒や紺色地に白文字で書かれた駅名板は古いタイプのものかと思います。
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尾久駅のものはJRマークのシールが貼られているので、民営化後もしばらくは使われていたようですね。

国鉄のものに混じって1枚だけ東武鉄道の小泉町駅があります。
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これは旧型客車のテールランプでしょうか。
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最後は鉄道気象告知板。
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真ん中の黒い部分に警戒すべき内容を書き込んでホームに掲示し、運転士に告知していました。

これらのコレクション、ネットオークションやフリマアプリでは高値で取引されているものばかり。駅名板は2万円以上で取引されているものもあり、それらを伝えたうえで遠慮したものの、友人は鉄道に興味はなくこれらの価値のわかる人に譲りたいとのことで、ありがたく譲り受けることにしました。

友人は邪魔になるようなら処分してもいいよと言っていましたが、ご遺族や友人の意向を受け大切に保管したいと思います。

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2020年4月19日 (日)

1988年リニアエクスプレスの「搭乗券」

緊急事態宣言発令中の週末、外出自粛で家にいると部屋の片づけなんか始めたりしますが、昔懐かしいグッズが出てきたりして手が止まってしまうのはよくありますね。

箱の中に無造作にしまわれていたのは、リニアエクスプレスのボーディングパス・・・搭乗券です。日付は1988年5月5日。Dsc_0976
この時、東京駅八重洲北口でリニアエクスプレスのモックアップの展示イベントが開催されていて、記念の券がボーディングパスとして配布されていました。JR発足から1年、すでにこの時からリニア計画は動いていて、30年以上たった2020年の今、名古屋までの建設が進んでいるのは周知のとおりです。

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名古屋までの完成予定は2027年、このイベントから39年後となりますが、予定通りにいくのかどうか・・・?

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2012年1月28日 (土)

お座敷列車「やすらぎ」乗車証明書

自分の部屋を整理していたら、こんなものが出てきました。Img_0001

JR東日本発足1周年記念イベントで運転された、お座敷列車「やすらぎ」の乗車証明書です。

国鉄が民営化しJRとなってから1周年となる1988年4月1日の前後では、1周年を記念したイベントが各地で開催されました。品川駅では”ジョイフルトレイン大集合”というイベントが実施され、日替わりでJR東日本のジョイフルトレインが集まりました。

このイベント、ただ駅で展示されるだけでなく、事前の申し込みで品川~茅ケ崎間を貨物線経由で運転される団体列車として乗車することもできました。当時小学生だった私は、ジョイフルトレインに乗る機会などあるわけもなく、ちょっと大げさかもしれませんが夢のまた夢のような印象でした。それが、駅で申し込めば乗ることができるというので、当時の鉄仲間だった友達と3人で、蒲田駅の旅行センターに申し込んだのでした。

本当は「パノラマエクスプレスアルプス」に乗りたかったのですが、人気が高くすでに満席、空いていた「やすらぎ」に乗ることになりました。なお、パノラマエクスプレスアルプスについては、その後社会人になってから1度だけ多客臨で乗ることができました。機会があればここでご紹介できればと思います。

証明書にあるとおり、運転日は昭和63年(1988年)3月31日、品川~茅ケ崎を往復する行程です。指定された号車は6号車。茅ケ崎寄りの展望車です。座席は指定されていないので、いきなり展望席に場所取り。本来はフリースペースで譲り合って使うべき場所ですが、何も知らない小学生だった私たちは、指定の号車番号だけを見て図々しくもそのまま居座ってしまいました…。

牽引機はEF64 1001号機。下りは目の前に機関車があります。品川を出ると横須賀線に入り、新鶴見から貨物線経由で横浜羽沢を通って茅ケ崎へ。車内では、年上の同好の方からいろいろとお話を聞かせていただきました。

茅ケ崎に着いて機回しです。今、もし同じような列車を走らせるなら機回しの手間を省いてプッシュプルで運転するところでしょう。なんとも贅沢な時代です。帰りは後展望をたっぷりと楽しみながら、楽しい時間を過ごせたのでした。

ちなみに、乗車証明書の裏面には車両の解説文がありました。
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2009年9月 5日 (土)

深名線のきっぷ

前回の記事にした深名線に乗った時に集めた硬券の切符類です。

このときはJR北海道の有人駅にはほぼ全駅に硬券が常備されていて、初めて降りる駅ではいつも入場券を買っていました。

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発駅と着駅が印字された乗車券もそろっていました。いろいろな種類があったのですが、全部買うのは金銭的に厳しいので値段の安い区間の切符を集めました。
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2009年8月20日 (木)

5円の端数がついた切符(箱根登山鉄道)

いま電車やバスに乗るとき、運賃に10円未満の端数がつくことはまずありません。子供運賃で大人の半額にする際も、10円未満の額については切り捨てまたは切り上げとなり、5円のような端数はつかないようになっています。

今よりも物価が高くなかった昭和40年代ごろまでは、電車の運賃に5円の端数がついていました。その切符がこちら。
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昭和41年1月29日発行、箱根登山鉄道の箱根湯本から小田急新宿行きの連絡切符です。お値段は255円。

もう一つは箱根登山線内で完結する小田原行きの切符。
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昭和41年3月10日発行。こちらは35円。

子供運賃の計算はどのようにしていたのでしょうね。

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2009年8月12日 (水)

"東京電環"ゆきの切符

「東京電環」とは聞きなれない言葉かと思いますが、これを今の言葉に置き換えると、「東京山手線内」ということになります。

東京電環は、”東京電車環状線”の略で、1972年に東京山手線内という名称に変更されました。私のコレクションの中に、この東京電環の文字が入った切符が2枚あります。

まずは昭和40年4月28日発行、相模湖から東京電環ゆきの乗車券。Img_0001_2

もう一枚は、昭和40年3月26日発行の富士吉田から東京電環ゆきの連絡乗車券。
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「東京電環内下車前途無効」の表示は裏面にあります。

現在乗車券で東京山手線内が適用されるのは東京駅からの距離が101~200キロの区間のみ。201キロ以上は「東京都区内」ゆきとなりますが、この当時は51~100キロが東京電環ゆき、101キロ以上が東京都区内ゆきとなっていたため、東京駅からの営業キロが53.1キロである相模湖駅では、東京電環ゆきとなるわけです。

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2009年8月 7日 (金)

45年前のきっぷ

ブログを運営しているものとしては、毎回定期的に、できれば毎日更新を心掛けたいものですが、いつも新しいネタを用意できるものでもありません。

私は土日祝日に休みの仕事をしており、1日の休みで1週間分のブログネタを時もありますが、毎回そのような乗り物趣味の活動をしているわけでもありません。そうなるとこのブログのネタも途切れ気味になってしまい、更新が滞ることもしばしば。

そこで、新たに「コレクション」というカテゴリーを作ってみました。以前はよくきっぷを集めており、記念切符や硬券を集めていました。現在は、硬券の廃止により切符の収集はやめましたが、保管しているアルバムからコレクションの一部をご覧頂ければと思います。

で、今日の切符は昭和39年11月23日、逗子から横浜・桜木町ゆきの片道乗車券です。
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もちろん自分で買ったものではありません。なぜか家にあったものを、私が譲り受けたものです。昭和39年というと東海道新幹線が開通し、東京オリンピックが開催された年です。今やICカードの普及で切符を買わずに電車に乗れる時代になりましたが、この頃は短距離の切符でも窓口で買わなければならなかったんですね。

さて、この切符で気になるのは、「通用発売日共2日」とあること。現在の逗子~横浜間なら東京近郊区間で当日のみ有効となるところです。さらには、「下車前途無効」の文字がなく、途中下車もできたようです。この当時は制度が違っていたようですね。

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