カテゴリー「大手私鉄・公営」の記事

2022年3月20日 (日)

JR・東武直通特急に乗る(2005年4月5日)

2005年3月18日、この日より、JR新宿と東武日光・鬼怒川温泉を結ぶ直通特急が運転を開始しました。かつては日光への観光客輸送でしのぎを削った両者ではありますが、時代は変わって両者の思惑が一致し、それぞれの特急車両が相互に乗り入れるようになりました。今回の記事は、運転開始から2週間余り経った4月5日にこの直通特急に乗ってきた乗車記をご紹介します。ただ乗るだけではつまらないので温泉に入って帰ってくるというプランです。

以下はすべて当時のままの文章です。


4月初めの水曜日、今日は平日だが休暇を取れたので、通勤のサラリーマンを横目に足取りも軽い。横須賀線の湘南新宿ラインを待っていては間に合わないので、品川経由で新宿まで行く。品川には、これから乗る「日光1号」の485系車両が停車していた。品川から出発して回送で始発の新宿に向かうようだ。そういえば、運転開始前の試運転では東武のスペーシアも品川まで来ていた。

これから山手線に乗る身としては、どうせなら品川から乗せてくれればいいのに・・・新幹線からも乗り換えられるし、京急を介した羽田空港からも・・・と思ったが、朝早くではそんな需要はないか。

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成田エクスプレスの後に入線
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新宿駅に入線した「日光1号」JR485系

 

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JRの車両に「東武日光」の行先表示
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JRの切符に印字された「東武日光」「スペーシア」の文字が目新しい。

山手線で先回りし、新宿ではドトールコーヒーでアメリカンコーヒーをテイクアウトしてホームで待つ。3番ホームには成田エクスプレス7号が発車を待っており、日光1号はその発車のあと、入れ替わるようにやってきた。朝のラッシュ時でホームは込み合っており、ドアが開いて指定の席に座るともう発車だ。

車内は東武乗り入れ用に改造されており、シートピッチがとても広く取られている。足を伸ばしてくつろげるが、窓割りと合っていない座席もある。幸いにも、指定された席は窓の間の柱にあたることなく景色を見ることができた。

新宿発車時は、乗客は数えるほど。最後部6号車は数名しか乗っていない。池袋で少し乗ってきたがまだ空席が目立つ。平日の朝、観光地へ向かう特急はこんなものか。湘南新宿ラインのコースをたどって東北本線へ。京浜東北線の車庫である浦和電車区は、朝ラッシュ時のため電車が出払っており、広々とした構内を見渡せる。すれ違う上り列車はどれも満員、優越感に浸れるひと時である。

JR線内最後の停車駅となる大宮には宇都宮行きと同時入線。同じ線路に向かうわけだが、もちろん特急であるこちらが先に発車。東北本線内は結構スピードを出す。沿線にはところどころで桜を見ることができてきれいだが、ちょっと雲行きがあやしいのが気になるところ。

大宮を発車して約20分、東武線との接続駅、栗橋には8時ごろに到着。ここでは新設された接続用の線路に入り、一旦停車。JRの乗務員から東武鉄道の乗務員に交代する。2分ほどの停車でいよいよ東武線に入る。発車後すぐに一時停電。これはJRと東武がそれぞれ供給している電力を分けているために、そのつなぎ目に架線の電気が流れていない区間(デッドセクション)があるためだ。セクションを徐行で通過し、再び電源が入るとまた加速する。

東武線最初の停車駅は栃木。JR両毛線の駅でもあるため、時刻表や停車駅の案内では「(東武)栃木」というように表示されている。ここで停車中に車内放送があり、今日は朝に蒲生駅で発生した人身事故のためにしばらく停車するとのこと。10分遅れで栃木を発車した。

栃木を出るとすれ違う電車も少なくなり、ローカル線の雰囲気がただよう。通過する駅には、古びた木造の駅舎が残っている駅が多く、機会があれば各駅停車で途中下車してみたいと思う。

下今市に停車し、遅れを持ち越したまま終点の東武日光に到着。平日だというのに、駅員や観光協会の職員と思われる人がチラシや土産のせんべいの試食を配っていた。

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栗橋でのデッドセクションで一時停電中
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東武日光駅に到着

さて、このあと一旦改札を出てから入りなおし、上りの普通列車で下今市まで戻る。下今市では、鬼怒川温泉行きの特急に乗り、そこから接続する「AIZUマウントエクスプレス」に乗ることにしている。下今市で特急券を買おうと窓口に行くと、特急は遅れているので、停車中の普通列車に乗ってくださいとのこと。ホームには会津田島行きの普通列車が停車しており、これまた遅れている日光行き特急の接続を受けて発車した。30分ほど遅れているそうだ。

さて、せっかく出かけてきたのに特急で往復するだけではつまらない。そこで、これからの予定は、鬼怒川温泉で「AIZUマウントエクスプレス」に乗り換え、会津高原尾瀬口まで乗車。駅近くの温泉に入ったあと、上り列車で上三依塩原温泉口に行き、そばを食べて、上りの「AIZUマウントエクスプレス」に乗ることにしている。しかし、この遅れている会津田島行きだと、「AIZUマウントエクスプレス」の発車時刻には間に合わない。ちょっと気になったが、鬼怒川温泉では隣の線路に、「AIZUマウントエクスプレス」が停まっていた。おそらくはこのあとにくる浅草からの特急を待っているんだろう。無事に乗り換えることができた。

「AIZUマウントエクスプレス」は2両編成。会津鉄道が所有するディーゼル特急型車両で、野岩鉄道と、短い区間だが東武鉄道にも乗り入れている。この車両は、もともと名古屋鉄道(名鉄)の車両で、JR乗り入れ用の特急車両として登場したが、特急の廃止により、会津鉄道にやってきた。会津鉄道に来ても、土休日には磐越西線の喜多方まで乗り入れるのでJR乗り入れの役割は変わっていない。会津鉄道では全車自由席の快速列車として運転されており、特急料金が要らないのがうれしい。

浅草からの特急の接続を受け、「AIZUマウントエクスプレス」は約25分遅れの10時23分に発車。東武線内はカーブが多く、ゆっくりと走る。車窓からは鬼怒川温泉の旅館街が目に入るが、不景気のあおりか、閉鎖された旅館が目立ってわびしさが漂う。中には廃墟と化した建物もあって、このままでは鬼怒川温泉のイメージが下がってしまうだろうと心配する。

新藤原からは第三セクターの野岩鉄道に乗り入れ。昭和末期に開通した割と新しい路線でスピードも上がる。新藤原発車後は早速車内改札があり、切符を見せると、「遅れてすみません、11時10分ごろに着きます」と教えてくれた。言い回しは少し違ったかもしれないが、とても好感が持てる。

トンネルを抜けるたびに沿線には残雪が多くなっていき、まだまだ春は遠そうだ。会津高原尾瀬口で下車。野岩鉄道と会津鉄道の接続駅だが、車両は直通し、途中駅のよう。降りる人も、自分の他に一人だけだった。この駅は、JR・東武直通特急運転開始のダイヤ改正の日に「会津高原」から駅名を改称している。その前の国鉄会津線時代には、昭和61年まで「会津滝ノ原」駅だった時代もあり、2度目の駅名変更である。

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会津高原尾瀬口に着いた
「AIZUマウントエクスプレス」
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駅付近の民宿で、日帰り温泉利用する
源泉かけ流しが気持ちよい

駅員に切符を渡すときも、「本日は遅れまして申し訳ありません」と、丁寧に話される。遅れの原因に関しては、野岩鉄道や会津鉄道は関係ないのだが、相互乗り入れをしている鉄道全体のことと捕らえ、先ほどの車掌といいお客さんを大切にするという姿勢が伝わってくる。

ここはもう福島県。こじんまりとした駅舎には自動券売機などというものはなく、なんだか遠くに来てしまったような感覚になる。これでも、東京(浅草)への直通電車もある-それどころか、日中はほとんどが浅草行き-のだが、駅の周りは山奥の田舎といった雰囲気だ。

ここでは、あらかじめ調べておいた日帰り入浴のできる民宿「夢の湯」へと向かう。雨が降る中、駅前にかかる橋で川を渡り、突き当たりの国道を左に曲がる。この国道は会津たかつえスキー場に行くときに通った道路だ。交通量は非常に少なく、すぐに目的の民宿に着いた。

玄関を開けるとすぐにフロントがあり、ここで入浴料を支払う。他に客はいないらしく、館内はひっそりとしている。温泉は露天風呂があるもののしばらく中止のようで残念だが、内風呂も窓が大きく外を見ながらのんびりと浸かることができる。ちょうど電車が会津田島に向かって走っていく様子が風呂から見られた。

湯船に出たり入ったりして30分ぐらいのんびり過ごしているとお腹が減ってきた。ちょうどお昼時でもあるが、このあとはそばを食べることにしている。しかし、次の電車まで時間があるし、それまで待てそうにない。そこで、駅前にある「憩いの家」というお土産屋にある食堂で天ぷらうどんを食べる。麺類なら消化が早いし、そばなら多少お腹が減っていなくても食べられるだろう。あったかいうどんは体がとても温まり、温泉に入ってきたばかりなので汗をかいてしまう。

駅に戻って、次は上三依塩原温泉口まで。鬼怒川温泉方面の電車は時刻どおりにやってきた。来たときもそうだったが、なぜか会津高原尾瀬口駅は右側通行。そして二駅目の上三依塩原温泉口で降りる。この駅も会津高原尾瀬口と同じく「上三依塩原」から改称された。塩原温泉というと、那須塩原からバスというイメージがあるが、この駅からバスに乗っても20分くらいで着いてしまう。

さて、この駅で降りたのは、近くにおいしいそば屋があるとのことだったが、事前情報では冬季休業らしい。それでも、なにか他に店はあるだろうと思って降りてみた。しかし、駅前にはそば屋どころか商店すら見えない。人気もないのだ。少し歩いてみたが、雨が降っておりあまり遠くへ行くのも面倒だ。仕方なく次の電車まで駅で待つ。切符を買ってホームで待っていたが、あまりに寒いのでストーブのある待合室で暖をとった。本来の予定では14時29分発の「AIZUマウントエクスプレス」に乗ることにしていたが、1本早い普通列車に乗って帰りの特急の始発である鬼怒川温泉に向かうことにした。

2両編成の列車はこれも浅草行き。時間通りに発車したが、途中の川治温泉で、行き違いとなる下り列車が遅れているため、到着を待つことに。しかし、いくら待っても下り列車はやってこない。長くなるならその先の駅まで進めないかと思うが、結局30分くらい遅れて下りが到着。新藤原では手際よく2両連結して、4両編成で鬼怒川温泉に到着。

この時点で、新宿行き特急「スペーシアきぬがわ6号」の発車時刻は過ぎているが、ホームの反対側で待っていた。この列車は、時刻表ではこのあとに来る「AIZUマウントエクスプレス」と接続することになっているため、その列車が来るのを待っているのかと思ったら、15時22分ごろ、接続をとらずに20分遅れで発車した。乗り入れの都合上、あまりJRに遅れを持ち込めないと判断したのだろうか。当初の予定通りの行動をとっていたら「スペーシアきぬがわ」には乗れなかったところだった。

鬼怒川公園を発車後、次の小佐越で早くも行き違いのため停車。下り列車はJR485系の「きぬがわ5号」だった。その後新高徳でも「スペーシア」2本と行き違い。かなりダイヤが乱れているようだ。下今市からは複線になるので、行き違い停車はなくなるが、先行列車があるのか、あまりスピードが出ない。どこかの駅で普通列車を追い越してから、ようやく特急らしい走りになった。

この列車は、時間帯がいいのか朝の下りに比べて乗車率がよく、早くも定着しつつあるようだ。行きと同様、東武線内は新鹿沼と栃木に停車し、栗橋からJRに入る。車内放送では、栗橋からJRに入りその際一時停電すると話していたのに、いざ停電すると不思議そうに思う声が聞こえてきた。栗橋のJRホームには上りの湘南新宿ラインが停車しており、スペーシアの発車を待っているようだ。JR線内は遅れを取り戻すかのようにスピードを上げ、大宮には15分遅れで到着。しかし池袋の手前でしばらく信号停車し、終点の新宿には22分遅れの17時41分に着いた。

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スペーシアの新宿行き
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新宿駅で埼京線205系と並ぶスペーシア

新宿駅でのスペーシアはまだ違和感を感じる。でも、きっと東京駅での伊豆急「リゾート21」がもう珍しくないように、だんだんと見慣れてくるのだろう。このあとスペーシアはまた鬼怒川温泉へと向かうのだが、遅れているためすでに折り返しの発車時刻は過ぎている。こちらも、20分遅れで発車するそうだ。夕方のラッシュでホームのやりくりも厳しいことだろう。帰りの通勤客の人ごみを避けるように、湘南新宿ラインで家に帰った。


運転開始から17年、JRの車両は485系から253系にかわり、東武100系も後継となるN100系の登場が予定されています。今後の変化が気になる列車ですね。

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2022年1月 1日 (土)

京急大師線のヘッドマーク今年から取りやめ!?

明けましておめでとうございます。

昨年もコロナ禍により、思うような乗り物趣味を楽しめたとは言えない1年でした。とりわけ撮り鉄の世界では、鉄道会社社員や利用者、沿線住民に迷惑をかける一部の輩が報道で注目を集め、肩身が狭くなってしまいました。私もすっかり撮影意欲を失ってしまい、沿線での撮り鉄は3月以来のご無沙汰となっています。
そんな中、最近では鉄道会社による人数限定・有料による鉄道イベントが主流になってきました。これについては様々な意見があるようですが、参加者数を限定することにより密を回避できるほか、撮り鉄向けや親子連れ向けなど、ターゲットを分けることができるので私はいいと思っています。鉄道会社にとっても、コロナ禍による減収対策として有効なんでしょう。まあ、料金がそんなに安くはないのでまだ参加しとことはありませんが、自分の関心のある内容なら、今後機会があればぜひ参加してみたいと思っています。

一方の航空趣味では、万単位の人が集まる航空祭はどうしても密を避けることは難しく、国の機関である防衛省・自衛隊がお金をとってイベントを開催することもできないので、まだしばらくはお預けとなりそうですね。早くコロナが収束してほしいものです。

 

さて、お正月といえば毎年恒例の京急大師線の干支ヘッドマーク。年中行事ですから、下調べもなにもせず、ただカメラを持って行ってみたら、なんとヘッドマークがありません!もともと新1000形には付けられていませんでしたが、今年は1500形にもありませんでした。京急から公式なアナウンスはありませんが、何らかの理由で今年だけなのか、それとも来年以降もやめるのか、気になるところです。もっとも、ヘッドマークを付けられるのは1500形のみで、新1000形には以前からついていませんでしたので、今後1500形の引退が進むとなると時間の問題だったのかもしれません。

そんなわけで、今回は撮影なかったので、12年前の寅年、2010年に撮影した写真をお目にかけたいと思います。(2010年1月1日の当ブログ記事からの再掲です)
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2010年1月1日 14:23 港町~京急川崎
今も見られる1500形。現在では運行番号・種別・行先表示がLEDとなっています。車齢も30年を超え、今後が気になりますね。

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2010年1月1日 14:30 京急川崎~港町
12年前はまだ旧1000形が最後の活躍をしていました。この年の6月に最後の編成が引退しています。

いろいろな事情があってのヘッドマーク取りやめなんでしょうけど、やはり残念ですね。

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2021年10月10日 (日)

元住吉にいた相鉄21000系

10月9日、尻手黒川道路で元住吉検車区付近を走っていたら相鉄21000系がいるのが見えました。21000系は2022年度に予定されている東急目黒線乗り入れ用の8両編成の車両で、東横線に乗り入れる10両編成は20000系となり別形式となっています。
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直通運転を来年度に控え、いよいよ東急線内での相鉄車両の試運転が始まったようです。現在はまだ東急・相鉄の連絡線は建設中のため、自走して直接東急に入線することはできず、甲種輸送としてJR線を経由し、長津田から東急入りしたそうです。ということは、東横線・目黒線のみならず、田園都市線や大井町線も相鉄車両が走行したことになりますね。

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目黒線の3020系と並んだ位置に停められています。直通運転開始後は両車がすれ違うシーンも珍しくなくなるでしょう。

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反対側の隣には、5080系がいました。空いている線路に西武と東武の車両がいたら、ここはどこ!?ということになりそうですが、このときは西武6000系と東武9000系は本線を挟んだ反対側の留置線にいました。

現在ではまだ終電後の深夜の試運転ですが、いずれ日中時間帯の試運転も始まることでしょう。また、東急の車両による相鉄線内の試運転もあるかと思います。着々と準備は進んでいるようですね。

直通運転が始まったら目黒線と東横線が並走する田園調布~日吉間は東急・相鉄・西武・東武・東京メトロ・都営地下鉄・埼玉高速・横浜高速の各社車両が行き交うことになり、どのようなダイヤになるのか、今から楽しみです。

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2021年5月19日 (水)

小田急ロマンスカーミュージアム見学

2021年4月に海老名駅隣接地にオープンした小田急電鉄の「ロマンスカーミュージアム」、オープン1か月後の5月の平日に見学してきました。

せっかくロマンスカーミュージアムに行くのだから、新宿からロマンスカーに乗って行ってみました。新宿12時10分発のはこね17号です。コロナ禍による輸送力削減なのか、30000形EXE6両編成の列車です。

さて、ロマンスカーと言えば展望席ですが、このEXEには展望席はありません。ただ、非貫通先頭車の一番前の席からは運転席越しに前面展望を楽しむことができるので、この席を予約しておきました。VSEやGSEの展望席は平日といえどもほぼ満席ですが、EXEの最前列は余裕でとれました。
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海老名駅のコンコースにはロマンスカーミュージアムのオープンを周知するディスプレイが目立ちます。Dsc_1593
ミュージアムは海老名駅の改札を出て左側すぐにあります。予約時間に合わせて行くとまず手の消毒と体温測定。そのあと入場チケット購入となります。

入館して順路に沿って進むと最初に見えてくるのは小田急電鉄の前身、小田原急行鉄道創業時に使われていたモハ1形電車。
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昭和初期の車両で、サボは右書きとなっています。
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「稲田登戸」は現在の向ヶ丘遊園駅で、昭和30年に現在の駅名に改称されています。

さらに進んでいくと、いよいよロマンスカーの展示エリアです。
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昭和を代表するロマンスカー3車種の並びは圧巻です。

一部車両は車内も見学できます。
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こちらは3000形SE車。

3000形は、更新後に短編成化された”SSE”も展示されています。
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私にとっては、こちらのほうが馴染みがありますね。

こちらは、平成のロマンスカー。とはいえ、この10000形は昭和末期の1987年の登場でしたが・・・。
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10000形は、ロマンスカーの特徴ともいえる連接台車もよく見えるように展示されておりとても興味深いです。
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そしてミュージアムの展示車両では一番新しい20000形。
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2階建て車両を2両組み込んだ、今までにないロマンスカーでした。写真では見えにくいですが、2階建て車両も1両だけ展示されています。

鉄道系博物館といえばやはり運転シミュレーター。ロマンスカーミュージアムでも、ロマンスカーのシミュレーターが用意されています。ぜひとも2階運転席からの景色で運転体験をしてみたいものですが、こちらは入場時間ごとの抽選となっており、残念ながら落選となってしまいました。

館内はこのほか小田急沿線を模型で再現した「ジオラマパーク」と、ミュージアムショップやカフェがあり小さい子ども連れでにぎわっていました。

オープン間もなくの訪問でしたが、平日で入場制限もあり、ゆったりと見学できました。小田急の企業博物館という点ではやや物足りない気もしますが、「ロマンスカーミュージアム」という名前だから当然といえばそうなのかもしれません。他の大手私鉄の博物館と比べると、創業からの歴史資料が少なく感じました。

実物車両も充実していて親子で楽しめる博物館です。今後運営していくうえで、展示内容がより充実していくことを期待したいと思います。

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2021年3月16日 (火)

DE10牽引の東急2020系甲種輸送

3月16日、この日はレンタサイクルを使って横須賀線内で撮影をしていました。最近は鉄道趣味誌の購読もしておらずすっかり情報に疎くなってしまいましたが、逗子駅から東逗子駅に向かっていたところ、京急逗子線の神武寺駅とJR逗子駅を結ぶ短絡線の踏切に警備員の方が数名待機していました。これは総合車両製作所で落成した新車の甲種輸送があるぞと、そのまま神武寺駅に向かっていたら東急電鉄の2020系がいました。

確か逗子発の甲種輸送は14時過ぎに出発するはず・・・現在時刻は12時30分。もうすぐ牽引機が迎えにくるだろうと思って、踏切付近で待ってみました。

しばらくしてやってきたのは、甲種輸送の牽引機となるDE10 1666号機。D50_1055
この線路は本線上ではないので、入換の扱いでゆっくりとやってきました。

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警報器も遮断器もない踏切なので、係員が旗をもって交通を遮断しています。そしてその踏切をゆっくりと進んでいくDE10.

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トンネルをくぐって神武寺へと向かいます。

それから約10分後、2020系を牽引して戻ってきたDE10。
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2020系の編成は2143F。トップナンバーの編成は2121Fですから、もう23編成目ということになるんですね。田園都市線の8500系も早めに撮影しておいたほうがよさそうですね。

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2021年1月 2日 (土)

2021年京急大師線干支ヘッドマーク

2021年が始まりました。昨年はコロナに翻弄された1年で、イベントの中止や新幹線・特急列車や航空便の減便など、思うような乗り物趣味を楽しむことができませんでした。

この年末年始も、戦前から始まり戦中・戦後の混乱期を除いて毎年実施されていた鉄道各線の終夜運転も中止され、都営地下鉄大江戸線では運転士の罹患による列車の間引き運転を余儀なくされるなど、先の見えない状況が続いています。収束に向かうまではまだまだ時間がかかりそうですが、私もコロナに対して正しい知識を持って、密にならないよう心掛けつつ、今年も可能な限りの趣味活動を続けて行けたらと思います。

さて、毎年の趣味初めは京急大師線の干支ヘッドマーク列車の撮影から。今年も一般公募で選ばれたデザインのヘッドマークを付けた列車を撮影してきました。なお、コロナ禍においても3が日をはじめとする多客期は大師線は日中6分間隔となる臨時ダイヤで運転されています。まずは小島新田駅付近の踏切。
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2021年1月1日 11:06 大師橋~小島新田
そういえば小島新田の隣の駅が「産業道路」から「大師橋」に変更されたのは昨年の3月のことでした。
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青色ベースのヘッドマークは、かわいく描かれた牛のイラスト。

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2021年1月1日 11:12 大師橋~小島新田
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もう一つのデザインは、赤とピンクのチェック柄をベースにしたデザイン。

2種類のヘッドマークを撮れたので、次は場所を移動して港町のS字カーブへ。到着して最初の列車は上下列車が被ってしまい見送り。その次の列車は、うまい具合に並んでくれました。
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2021年1月1日 11:35 京急川崎~港町
通過する列車の車内は、やはり例年と比べると乗客は少なめです。

早くに並びが撮れたので、次は下り列車単独で撮りたいと思っていたら、その通りにできました。
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2021年1月1日 11:41 京急川崎~港町

もう一つのヘッドマークも、下り列車単独で撮影。
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2021年1月1日 11:47 京急川崎~港町

一通りの撮影ができたので、今年最初の鉄道撮影はこれで終了としました。早くマスクをとって、存分に趣味を楽しめるようになってほしいと願うばかりです。

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2020年11月21日 (土)

京急ミュージアム見学

平日休みを利用して、今年1月にオープンした京急ミュージアムに行ってきました。

オープン直後は混雑が予想されるために事前予約制に、その後もコロナウイルスにより予約制が続いていましたが、9月から先着順となり早く並んで整理券を入手できれば誰でも見学できるようになっています。1日3回の入れ替え制で、今回は昼過ぎの12時30分からの2回目に行きました。

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京急ミュージアムは京急グループ本社の1階にあり、最寄り駅はみなとみらい線の新高島駅ですが、横浜駅から徒歩でも10分ほどで行けます。ミュージアムの展示室はガラス張りで外からも見ることができます。
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こんな京急電車のオブジェも。
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整理券の配布は12時15分から。配布場所にあるイスは800形から転用した座席だそうです。
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1回あたりの定員は50人(未就学児含む)で、配布場所の2階エントランスに15分くらい前に着いたら定年退職した元京急運転士の方が軽妙な喋りで説明しているところでした。すでに20人くらい先客がいるもののまだ余裕で入れそうですが、配布時間の頃には定員に達したようです。

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見学中には2種類の有料体験メニューが用意されています。一つは新1000形の実物運転台によるシミュレーター。もう一つはプラレールの車両に好きなデザインができる「マイ車両工場」。どちらも希望者による抽選で、希望者は抽選券を箱に入れます。もちろん、私はシミュレーターの抽選に参加。そして、入場時刻直前に抽選が行われます。この日は子ども連れの参加者が多く、プラレールのほうは倍率が高いようでしたが、シミュレーターはあまり希望者が多くなかったようで、私も見事当選となりました。
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これがシミュレーションの当選券。 

抽選発表後にいよいよ入場です。エレベーターで展示エリアの1階に下りるとまず目に飛び込んでくるのが、このミュージアムの目玉でもある230形デハ236号の実物車両。
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かつての京急の駅をイメージしたホームから車内に入ってみます。
レトロな中づり広告やドア上の路線図などで現役当時の様子を再現しています。
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ホームと反対側のドアは外側に設置された車掌スイッチでドア開閉体験ができます。このほか、来場者の操作はできませんが公式ホームページの動画によるとパンタグラフの昇降もできるようです。

展示室中央には京急沿線をイメージしたHOゲージの鉄道模型があります。品川や京急蒲田、上大岡など、各駅の特徴をよく捉えられています。
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八ツ山橋をイエローハッピートレインが通過しています。下を走る山手線はE231系。並んで走る都営バスも。この先の品川駅には285系サンライズエクスプレスも停車していました。

京急と言えば羽田空港アクセス。2層式の京急蒲田と合わせて、限られたスペースで上手に再現されています。

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さて、新1000形のシミュレーション当選者は見学時間中に好きなタイミングで参加できます。他の当選者の体験が終わった段階で挑戦してみました。

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難易度に合わせて4つのコースが用意されています。入門コースは子ども向け、上級コースは元運転士の方でも難しいと思うレベルだそうで、今回は初めてなので初級コースを選択。運転区間も選ぶことができます。今回は京急長沢から三崎口までの区間にしました。
基本的な運転操作はわかるので、あとはいかに停止目標にきれいに停めるかでしょう。1駅目はホームの途中で再加速、2駅目はある程度うまく減速できましたが数メートル手前で込め直し(停車直前で緩めたブレーキをもう一度かける→衝動があるので好ましくない)。まあ素人だからこんなものです・・・。
中級コースになると、運転できる距離が長くなるそうなので、次は中級に挑戦してみたいですね。

ミュージアムにはバスのコーナーもあります。カットモデルでは、運転席に座ってドアのスイッチや車内放送ボタンを操作することができます(ただし実際に動くドアはなく、動作音が流れるのみ)。

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お子さま向けには、降車ボタン押し放題!

一通りの見学を終えて1時間ちょっとで退館しました。関東の大手私鉄で博物館を持っている東武の東武博物館や東急の電車とバスの博物館、京王の京王レールランドと比べると規模が小さいですが、(コロナ禍が終われば)気軽に来れて無料で遊べる人気スポットになるのではないでしょうか。

 

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2020年5月31日 (日)

渋谷駅工事により運転された相鉄からの直通大崎行き

新型コロナウイルスによる政府の緊急事態宣言が解除され、徐々にですが普段の生活にもどりつつあります。趣味の鉄道や航空機撮影はまさに不要不急の外出そのものであり、3月のサフィール踊り子以降鉄道撮影は自粛しておりますが、ここで一区切りといったところでしょうか。

もちろん、緊急事態宣言が解除されたとはいえコロナの感染が完全に収束したわけではなく、現在でも毎日感染者が報告されている状況ですので、3密は避けマスクを着用するなど、充分な予防策を講じたうえで趣味活動での外出もしていけたらと思います。

さて、本題に。5月29日の終電から6月1日の初電まで、湘南新宿ラインの渋谷駅ホームを山手線ホームと並ぶ位置に移設する工事が実施され、30・31日の2日間は山手貨物線を走行する湘南新宿ライン・埼京線が大崎~新宿間で終日運休となりました。そこで話題になっているのが昨年11月に開業した相鉄・埼京線直通列車。この工事の影響で相鉄線直通列車はすべて大崎駅折り返し運転となります。今回は、午後の空いた時間でこの相鉄からの大崎行き列車を撮影してきました。

まず向かったのは新鶴見付近。いつもならふれあい公園か割畑の富士通前で撮影するところですが、今回は他に撮影者がいなかったので機関区脇の道路から撮影しました。やってきたのは相鉄12000系の大崎行き。
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140M 2020年5月31日 13:59 鶴見~新鶴見
相鉄車による大崎行き。ひとまず目的達成です。

あわよくば貨物列車も・・・と思いましたが、日曜日のこの時間帯にやってくる列車はありませんでした。後続の大崎行きも相鉄車です。
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242M 2020年5月31日 14:29 鶴見~新鶴見
こちらはトップナンバーの12101Fでした。

2本撮影したところで、今度は特急大崎の表示も撮ってみたいと思い、相鉄線へ向かいます。撮影場所は、直通運転開始時に撮影した二俣川駅付近の歩道橋のポイント。ただし、歩道橋は5~6人の撮影者が集まっていて密状態。通行の妨げにもなりかねないので歩道橋を下りて少し離れたところから撮影します。ここにも1名先客がいましたが、2メートルは離れていてソーシャルディスタンス確保です。

D50_0487
 146M 2020年5月31日 15:56 希望ヶ丘~二俣川
ちょっとガラスが反射してしまいましたが、特急大崎行き。さきほど新鶴見で撮影した242Mと同じ編成です。

E233系の特急大崎行きも撮影しましたが・・・
D50_0517
150M 2020年5月31日 16:35 希望ヶ丘~二俣川
ご覧の通り、LED表示がきれてしまいました。12000系がシャッタースピード1/500で問題なかったので油断してしまいました。これではどこ行きなのかわからないありさま・・・。

せめて側面の表示だけでも・・・と、シャッターを遅くして流してみましたがそれでもダメでしたね。D50_0524
普段はあまりLED表示などは気にせず、編成が撮れればいいというスタンスで撮影していますが、今日はちょっと失敗でした。

まあ、12000系の大崎行きが撮れたからよしとしましょう。

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2020年3月29日 (日)

ことでん1300形の京急1000形時代

ことでんの車両の多くが京急からの譲渡車であることは先日の記事でもしるした通りで、京急700形と初代1000形がことでんに譲渡されて、主力車両として活躍しています。(このほかラッシュ時の増結用に旧600形も2両編成2本が現存)

さて、今回のことでん訪問で撮影した車両で、京急時代の写真がないかなと探してみたら・・・見つかりました。
D50_9968
2020年2月23日 8:44 高松築港~瓦町
長尾線用の1305号、奇しくも京急でも同じ車両番号のデハ1305として、晩年は大師線で運用されていました。

大師線時代のデハ1305がこちら。
Dsc_1708
2010年1月1日 14:28 港町~京急川崎
2010年の元旦、大師線恒例の干支ヘッドマーク付きの列車を撮影したものです。この年の6月にはすべての初代1000形が営業運転を終了しています。

見比べてみると、連結器が変更されたほか、運転席床下の機器箱や屋根上の誘導無線アンテナが撤去されていたりなど外観上の変化もありますが、ほぼ原形を保っているのはうれしいですね。ことでんでも、長く活躍してほしいものです。

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2020年3月11日 (水)

仏生山検車区にいた京急塗装の1080形

レトロ電車で仏生山駅に着きましたが、駅のホームから京急時代の塗装を再現した1080形が見えました。その行先表示は、「特急15C 新町」となっています。
D50_0166
ことでんに新町駅なんてあったっけ?いえ、もちろんこれは、京急の検車区のある神奈川新町のことですね。塗装だけでなく、種別や行先、運行番号も京急時代に。さらによく見ると、ことでんでは撤去された運転席屋根上の誘導無線アンテナまで再現されています。ずいぶんと細かいところまで凝ってますね~。この日は非公開の撮影会が実施されていたようで、私もホームからおこぼれにあずかったのでした。

D50_0163
逆側は、種別は見えませんが行先は「品川」でした。

それだけでなく、縦列で停車している長尾線用の1300形も、「通勤快特」の種別表示。D50_0161
今日は沿線で撮影していて、京急塗装の1080形がやってこなくて残念でしたが、これはこれでなかなかいいものを見せてもらえました。

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