カテゴリー「日記・コラム・つぶやき」の記事

2021年1月25日 (月)

「ムーンライトながら」ついに運転終了

2021年1月、東京~大垣間を結ぶ夜行快速列車「ムーンライトながら」の運転終了が発表されました。

かつては全車両自由席の普通列車、通称「大垣夜行」として運転され、165系車両が373系に置き換えられるタイミングで全車指定席の「ムーンライトながら」という列車名が付与されたのは1996年のことでした。

私も平成の初め頃、高校生の頃に初めて165系375M時代の大垣夜行に乗ったことを思い出します。20時過ぎごろ、東京駅で待ち合わせをして当時の友人と夜行日帰りで大阪へ行ったのでした。東京駅から大垣夜行に乗ったのは後にも先にもこの1回限りで、その後何度も大垣夜行を利用していますが、私が利用するのは多客シーズンで臨時9375Mが運転される時期なので、いつも品川始発となっていました。

18きっぷ使用可能期間はいつも混雑するイメージがありましたが、いつだったかの年の1月、平日に利用したら意外にもガラガラで、1ボックス当たり2人ほど、向かいの座席に足を投げ出してゆったりと乗れたこともありました。

ムーンライトながらに変わった後も、はじめのうちはそれほど指定席の入手も困難ではなく、大垣夜行のころと変わらずに利用していました。仕事を始めた以後は青春18きっぷを利用する機会は減りましたが、夏休みの長期休暇で行く旅行ではおつまみと缶チューハイを用意して夜の景色を見ながら飲むという新たな楽しみもできました。

2004年に「愛・地球博(愛知万博)」が開催されたときは、青春18きっぷが使える期間ではありませんでしたが当時お付き合いしていた彼女と一緒にムーンライトながらに乗って、朝イチから万博を楽しんだのもいい思い出です。

2009年からは臨時列車となりましたが、年々運転日数が減らされ、このままフェードアウトするように廃止されるのかなと思っていたところへ昨年のコロナ禍。蜜を避けるために運転されない状況が1年続いていましたが、ついに廃止となってしまいました。

165
写真は、上り大垣夜行で東京駅に到着し、折り返し静岡行きとして発車する前の165系です。373系の置き換えが迫っている時期で、特別にヘッドマークが付けられています。

「ムーンライトながら」の廃止は鉄道趣味を楽しむものとしてはとても残念なことではありますが、夜行バスや格安航空券・航空会社の充実など、取り巻く環境は変化してきました。また、近年では指定券の転売や1人で2席や4席購入するなど利用者のモラルも問われるような状況において、廃止はやむを得ない判断なのでしょう。

夜行列車で旅立つあのワクワク感は、もう味わうことはできなくなるんでしょうね・・・。

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2012年5月22日 (火)

出勤途中の金環日食

5月21日は金環日食が見られるということでかなり前から話題になっていましたが、ついにその当日がきました。私も日食グラスを用意していましたが朝起きて外を見ると雲がかかっています。

これは日食は見えないかなと思いましたが、薄日が差しており雲の切れ間から何とか見られそうです。

ということで、出勤途中に家の近所の公園で日食観測していきました。雲で減光されているので、携帯電話のカメラで撮影してみました。2012052107230000
7時23分、三日月のようになりました。

2012052107350000
7時35分、金環日食の状態です。

このあと急いで駅に向かいましたが、街中あちこちでみんな空を見上げています。みんなで笑顔になれるひと時でした。

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2011年12月10日 (土)

11年ぶりの皆既月食

本日12月10日の夜は11年ぶりの皆既月食が見られます。太平洋側では天気もよくて観測しやすいということで、10時前にベランダに出てみるとちょうど月が欠け始めたところ。せっかくなので、外に三脚を用意して月の撮影に挑戦してみることにしました。

レンズは私が持っている一番の望遠である300mmのズームレンズで。月は結構高い位置にあるのでかなりつらい態勢での撮影になりましたが、シャッター速度や絞りなどの設定を変えながら何枚か撮影。

RAWで撮影したデータを、ホワイトバランスなどを調整し、トリミングしてできたのがこの画像です。
Dsc_6678

今私たちがいる地球の影が月に映っているなんて、なんともスケールが大きくて神秘的なものです。

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2011年3月20日 (日)

がんばれ!!警察・消防・自衛隊

今回の震災は、地震・津波に加えて原発事故という大きな問題にも直面しています。使用済み核燃料の冷却ができなくなったため、非常措置として爆発した建屋の外部から放水するという手段をとっていますが、当然周囲は放射性物質のある危険なエリア。誰もが行きたくないところに、使命感を持って任務にあたる警察・消防・自衛隊の方々は本当にスゴイ人たちです。とても頼もしくもあります。

今回活躍した自衛隊の特殊消防車Dsc_2050
写真は浜松基地に所属する車両で、エアパークのイベントで展示されていました。浜松基地からは救難隊も出動し、テレビでは浜松基地のUH-60Jが被災者を救助する様子が放送されていました。

こちらは物資や人員輸送に活躍するCH-47“チヌーク”Dsc_2145
福島原発では陸上自衛隊の同型のヘリが上空からの放水する任務にもあたりました。

いつも航空祭などで、華やかな面ばかりを見てしまう自衛隊ですが、こういった非常時にとても頼もしく思えるのは、日常の厳しい訓練と、常に危険と隣り合わせの任務にあたる隊員さんたちがいるからのものなのだと改めて感じました。

震災から1週間以上経過しましたがまだまだ被害状況がすべて明らかになっていません。今日も私の家の上空をチヌークが何度か通過していきました。今後も被災者の援助や復興に活躍していただけるよう頑張ってほしいと思います。

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2011年3月19日 (土)

計画停電による通勤混乱

春の三連休ですが、あの地震以降趣味で出かける気分になれずに家で過ごしています。

戦後最悪の自然災害となった3月11日の東北関東大震災では、地震や津波被害だけでなく、原子力発電所での事故により深刻な電力不足となっています。首都圏では節電を呼びかけられていますが、それだけでは足りずにエリアを設定して一定時間停電させる“計画停電”がスタートしました。

これにともない、首都圏の鉄道路線では運休や間引き運転などで朝ラッシュ時は大変な混雑となりました。とくに、計画停電初日の3月14日月曜日は大混乱に。
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これは3月14日朝の東急三軒茶屋駅の様子です。電車は動いているものの本数が少なく、到着する列車はすべて満員のため、なかなか乗れずに改札にも入れません。

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JRの駅には運転情報の張り紙がありましたが、運休路線のほうが多いので、お知らせには運転している路線が書いてありました。

電車が動いていればマシなほうで、埼玉や神奈川ではほとんど列車が動いていないという状況になってしまいました。

もっとも今回の地震で多くの人が避難生活でつらい思いをしていることを思えばこれくらいのことはなんでもありません。私も、節電や車の利用を控えるなどできることを続けていきたいと思います。

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2011年3月12日 (土)

過去に経験したことのない大地震

本日は九州新幹線開業や南武線快速電車運転開始など、明るい話題を記事にしたかった日なのですが、もちろんそれどころではありません。ニュースなどで報道のとおり、昨日は東北地方の太平洋側を中心に広い範囲で大きな地震が発生しました。

被害にあわれた皆様には心よりお見舞い申し上げます。

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地震発生時は勤務中で、最初の小さい揺れに気づいたときはあまり気にも留めていませんでしたが、いつもと違う大きくて長い揺れにドアや窓を開けるなどして避難経路を確保し、万一の際に備えます。

その後も余震が続きましたがひとまず通常通り仕事を続けましたが、勤務の合間に見るネットの地震情報にとても大きな地震であったことを知ることに。、定時に業務終了するも、関東地方の鉄道はすべて運転を取りやめているとのことで帰るに帰れません。18時過ぎには、JR各線は終日運転取りやめのニュースにみんなどうやって帰ろうかと話しています。

上司の指示で後輩が近所の買い出しに行ってきましたが、パンやおにぎりなど、すぐに食べられるものはすでに売り切れとのことで、カップ焼きそばを買ってきてくれました。私は世田谷区に家があるので歩いて帰ることにして、焼きそばを食べたら退社しました。

勤務先から家までは約12キロの道のり。幹線道路では車が大渋滞しているほか、歩道も大勢の人が歩いています。主要な交差点では警察官が出て交通整理や道案内をしています。有楽町・永田町・渋谷と歩いて自宅に着いたのは9時半ごろ。休みなしで歩いて2時間半かかりました。まあこれはマシなほうで、なかにはもっと長い距離を歩いている人もいるようです。

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一夜明けて、被害状況も明らかになってきました。仙石線や常磐線では列車が津波に飲み込まれて横転したり、松島基地でも戦闘機が水没したというニュースも入ってきました。いろいろと気になるニュースはありますが、まずは関係する皆さんの無事を願っております。

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2011年1月 4日 (火)

「相棒展」を見てきた

今日は乗り物ネタではなく、テレビドラマの話題です。

テレビ朝日系で放送されている人気ドラマ「相棒」は今年で放送10周年ということで、2作目の映画が公開されています。そして、テレビ朝日のある六本木ヒルズでは撮影で使われた衣装や道具などを展示した「相棒展」が開催されています。3が日が終わった1月4日本日、この「相棒展」を見てきました。

相棒展入口の周辺は杉下右京(水谷豊)と神戸尊(及川光博)の写真があり、テーマソングも流れるなど“相棒”一色でした。Image097
入口でチケットを購入すると、捜査令状に似せた“捜査特別許可状”というものを渡されます。

Dscf0658

そして、音声ガイドを渡されます。展示会場内で指示された番号を押すと、鑑識課の米沢さんの声で簡単な謎解きの指令が下るというものです。

展示内容は撮影に使われた小道具やパネルなどの展示がメインで、捜査令状や逮捕状、手紙や日記など、細かいところまで丁寧に作りこまているのがわかります。

基本的に撮影禁止でしたが、展示の後半は撮影可能となっていました。

警視庁特命係のセットを再現したコーナー。 
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右側から、角田係長の「ヒマか!?」という声が聞こえてきそうです。

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特命係の名札も。

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杉下と神戸の衣装も何点か展示がありました。

ドラマを見ていないとつまらないかと思いますが、シーズン7からの割と浅い「相棒」ファンである私も充分楽しめる内容でした。

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2010年9月 4日 (土)

【ネタばれ注意】特攻野郎Aチームを観てきた

先月の初め、テレビを観ていたらアクション映画のCMが流れてきました。バックの音楽はどこかで聞き覚えのあるメロディー。映画のタイトルは、「特攻野郎Aチーム」!?

「特攻野郎Aチーム」といえば、1980年代に放送されたアメリカのテレビドラマで私もよく見ていました。そんな人気のあるドラマがリメイクされ、今回映画化されたようです。私も早速観てきました。

以下はネタばれの内容が含まれますのでご注意ください。

ストーリーは、旧作同様のAチーム結成の経緯ですが、上官からの任務が旧作の銀行襲撃から偽ドル紙幣原版の奪取になり、背景となる戦争もベトナム戦争からイラク戦争にかわっています。また、BA(日本での旧作では“コング”という通称のほうが知られてますね)の「飛行機だけはかんべんな」となった原因の描写もあります。

見応えがあったのはC-130輸送機を奪って離陸するシーン。マードック(こちらは日本の旧作では“クレイジーモンキー”)の操縦で、両脇に整列する戦闘機のキャノピーを壊しながら強引に離陸します。そのあとはCMでも流れていた、戦車での空中戦。他に、コンテナを満載した貨物船が倒れて多数のコンテナが落ちてくる中を逃げまどうシーンや、火葬炉に入ったハンニバルが炎をよけて再び出てくるシーンなど、現実的でないシーンもたくさんありますが、それはAチームだからこそできたことだと理解しましょう。ただ、人気のあるAチームの黒いバンが、冒頭のシーンだけしか出てこなかったのは少し残念。

エンドロールの終わりにあったおまけのシーンで、旧作に出ていたフェイスマンとマードック役の俳優がでてきたのはうれしいおまけでした。ほんの少しでよく見ていなかったので、DVDのレンタルが始まったらもう一度よく見てみたいものです。

昔人気のあったドラマをリメイクするとどうしても旧作と新作を比較してしまい、“新作はダメだ、昔の方がよかった”という感想を持ってしまいがち。しかし、以前とまったく同じものをつくるなど不可能なことです。昔の人気にあやかる安易な映画作りという意見もあるかもしれませんが、純粋な娯楽映画として楽しめる作品でした。

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2009年10月14日 (水)

週末は浜松基地へ

静岡県の浜松基地航空祭が今週末になりました。航空自衛隊の航空祭としては、入間・百里に次いで東京に近い航空祭で、私も参加してきます。浜松はボーイング767をベースにしたE-767の飛行が見られるので、もともと旅客機から航空機好きになった私としてはこちらも楽しみです。

なんといっても、今年の目玉は5年ぶりに来日するアメリカ空軍サンダーバーズの展示飛行。前回の来日は悪天候でまともに飛べていないので、ぜひこの目でアメリカのアクロ飛行を見てみたいと思います。

その代わりというわけではないでしょうが、日本の航空自衛隊ブルーインパルスは、浜松基地は不参加となっています。本当は翌日の三沢基地航空祭で、ブルーインパルスとサンダーバーズの共演を見てみたかったのですが、やっぱり三沢は遠すぎます・・・。

当日は、金曜の夜に仕事が終わった後新幹線で浜松に向かうのですが、今日「ぷらっとこだま」の予約をしてきました。行きは禁煙普通席が取れなかったのでちょっと贅沢してグリーン車での移動です。

あとは当日晴れてくれるだけ…。これが一番心配です。

ところで、グリーン車といえば職場の後輩から面白い話を聞きました。グリーン車のことを知らない知人が新幹線に乗る時に、「グリーン車」→「緑」→「エコロジー」→「エコノミー」!?→「安い」という変な連想をしてしまい、いざ乗ってみたら高くついたという笑い話でした。

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2009年7月11日 (土)

「西部警察」に登場する列車たち

先日、国立競技場で石原裕次郎二十三回忌法要が行われました。スケールのでかい石原プロらしく、かなり大がかりな法要となったようです。私などはリアルタイムでの裕次郎はほとんど知らないのですが、数々の刑事ドラマの再放送を見て、裕次郎の魅力を知った30代の一人です。

さて、そんな石原プロの代表作といえば「西部警察」。役者の体当たりの演技と、ド派手なカーアクションに爆破シーンで有名なあのドラマ。第一回放送から、赤レンガの東京駅前や銀座4丁目交差点に戦車を登場させるなどさせていました。

その西部警察でも、たまに列車が登場するシーンもあります。背景の一部としてちらっとうつるシーンから、ストーリー全体が列車を舞台にしたものなど、鉄道好きにとっても見ごたえのある回もありました。(以下ストーリーのネタばれ注意!)

忘れられないのは、酒田港線と広島電鉄、そして東京モノレール。酒田港線では、犯人グループのミサイルを積載した貨物列車が登場し、追い詰められた犯人が列車からミサイルを発射させるのを阻止するという話。貨物列車はミサイルとともに大爆破しました。エンディングは、酒田駅で大門軍団と国鉄職員や地元の方々との万歳三唱で。撮影協力クレジットには「国鉄新潟鉄道管理局」が表示されていました。

そしてもう一つの広島電鉄では、広島電鉄の路面電車を乗っ取り、広島電鉄に乗客の身代金を要求するというもの。拳銃を突きつけられた運転士は、犯人の言われるとおり止まらずに走らせます。鉄道趣味的に圧巻だったのは、紙谷町と思われる交差点を赤信号で進入し、青信号でやってきた電車に急ブレーキをかけさせるというシーン。

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このあと、電車は広電宮島口まで誘導され乗客乗員は全員解放されましたが、最終的にはこの電車も爆破されるという西部警察ならではの終わりとなっています。
それにしても、当時の広島電鉄はよくこのロケに実名を使わせたなと思いました。鉄道会社にとって、電車がジャックされ乗客が危険にさらされるというのは、フィクションであってもマイナスイメージですからね。そのあたりは、当時の西部警察というドラマの人気が、それを許容させたのでしょう。

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東京モノレールでは昭和島の車両基地でのロケが行われていましたが、このストーリーでは乗客が撃たれるという血なまぐさいシーンも多いためか、東京モノレールという会社名は一切出てきませんでした。

こんなすごいドラマ、今となってはもう作ることもできないでしょうね。

本文中の広島電鉄の写真は、西部警察ロケに登場した電車とは関係ありません。

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